俯いて歩いてきたから道端に咲いている花を見つけることが上手くなった
自分が光の子だということを思い出すために暗闇を呼ぶ
光を放っているものは自分が本当に大切にしたいものなのだと
光を発しない心臓をもった小さな君が蹲っているのをみた
心臓を大事そうに抱えて、大きな粒をぼたぼたと落として。
光が消えてしまうのが怖いのだと風が教えてくれた
心臓に光を灯しては上げられないとしても 私の光の灯ったお花をあげよう
私の歩いてきた道に咲いていたんだ いつか君を助けてくれる花になったら嬉しい、と
貴方を救う花はあっても最後の瞬間は一人で立ちなさい もらった花束のリボンが捨てられない そんな弱さ それが弱さ なら それは素敵だ
大切な人も あの日の花束も 僕の幸せを望んでると知っている
貴方を救う花こそあれ/傘村トータ 一部抜粋