白に近い金色をしたレトリバーと焦げ茶色のダックスフンドがいる。しゃがんで「よしよしー、おーかわいいねえ」とわしゃわしゃ撫で回す。
すると2匹の犬は唐突にでんぐり返しを始め、そしてエビぞりになるとおもらしをする。
そういった犬たちの一連の不可解な行動を研究しているとある老人がぼそっとつぶやく。
「・・・これは大地震の予兆なのかもしれん」
とりあえず何か拭くものを…と、洗面所から大量のタオルを運ぶ。するとリビングのソファでくつろいでいる父親が「お前、そろそろ学校の時間じゃないのか?」と言っている。
時計は8時を過ぎを示している。
いけない、そろそろ出発しないと遅刻する。犬とタオルは父親に任せて車に乗りこむ。
学校に到着し、キャラクターグッズ専門店に入店する。
友達が近寄ってきて「お前が探してるのって、青くて細長いやつだっけ?」と言っている。
そうだった、青くて細長い何かの生き物の人形を探しているんだった。
しかしその青くて細長い何かの生き物の人形は、入り口入ってすぐの人形売り場にはなかった。もっと奥に行けばあるかもしれないと思った。
しかし、どこを探してもなさそう。
友達が「そろそろ戻らないと遅刻する」と言っている。
そうだ、車に戻らなければ。
来た道を戻ろうとすると、友達が「こっちから出た方が近い」と言っている。
長く緩い坂を上り、駐車場が見えた。
車を発進させると、準備中の披露宴会場の中を徐行する。
テーブルと、その上に乗せられた料理や食器、シャンパングラスをバキバキ壊しながら出口に向かう。
非常に申し訳ない気持ちであふれ、できれば被害を最小限にとどめたいと思った。
ようやく道路に出ようとしたところで式場の店員がやってきて 「壊した分の料金はxxx円です」と助手席の友達に伝えている。
助手席の友達と店員越しに、披露宴に出席している人々がとても悲しんでいるのが見える。
突然大地震が起きて地面が割れる。
地割れから、黒くて大きい、形のない何かが出てこようとしている。
その場にいた人々を飲み込んでいる。
”黒くて大きい何か”の口の部分に入った人間は、大きな針で心臓を突き刺され、エネルギーを吸収されている。
青いスーツを着た男の人が大きな針に串刺しにされ、エネルギーを吸われると同時に縦や横に引き延ばされている。
男の人を尻目に慌てて逃げようとすると、近くにいた女性が何らかの発作で倒れた。
女性を抱きかかえ、安全な場所に避難する。
雨が降ってきたので、雨の当たらない軒下の芝生の上に彼女を置く。
他の人々も助けなければいけない。
会場に戻ろうとすると、大きなスコップを持った男が3人で襲い掛かってくる。
1人が薙ぎ払ったスコップを体で受け止めるが痛みはない。
そのスコップを無理やり奪い取り、ほかの二人に向かって振り下ろす。