語彙力はあるほうだと自負しているけど、自分の感情や思考を文章に起こすことは普段あまりしない
友達にくだらない内容の文章を送り付けることはあるけど、あくまでコミュニケーションツールとしての文字に過ぎない
以前ツイッターで見かけた、日記をうまく書く方法に挑戦してみる
それは表題の通り”5秒のことを200字で書く”ことらしい
ひとまず、昨日会社の先輩といった焼き鳥屋での5秒を切り取ってみる
・焼き鳥屋
夜、風はやや強く、体感温度はかなり低い
お店の前に並べられた多様な日本酒の一升瓶と、お店の名前が大きく書かれた藍色の暖簾がその存在を大きく見せていた
ここに来ると妙に安心するのはなぜだろうと考える
きっと店員さんの顔や姿、動き、にぎわう店内の様子、そしておいしいお酒と焼き鳥が無意識に記憶から引き出されるからに違いない
店の入り口の横には小さな窓があり、暖かなオレンジ色の光が、とても幸せな香りとともにあふれ出ていた
少し重い木造の引き戸を引くと、心地よい喧噪が一気に押し寄せてくる