元旦にとても悲しく恐ろしいことが起こり、テレビをつけてはつらくなりプツリと消し、すこししてそれではだめだとまたつけるを繰り返していました。
311の映像がぼんやり浮かんだり、友人に物資を送るためホームセンターへ行くと棚がからっぽで途方に暮れたりしたことを思い出します。
被災の状況を知らせるニュースが日に日に少なくなってきました。今を知りたいと思ってテレビをつけて、バラエティばかりの番組表に、日常を過ごしていることにうっすらと後ろめたいのです。腕にはりつく泥のような罪悪感は、チャリンチャリンと募金箱を鳴らすたび、乾いてぺりぺりと剥がれ落ちるような気がします。