事故で炎上した飛行機の貨物室に預けられていたペットがいたというニュース。
スターフライヤーのように飼っているいきものを座席に乗せられたとしても緊急時にはいっしょに脱出できないらしく、緊急時、隣の座席にいるその子を置いてじぶんだけ脱出するほうが(じぶんの精神にとって)つらいと思った。わたしも残る、と思いかねない。迅速に落ち着いて脱出することなんてとてもできない。だって隣にいるんだよ。でもそんなことしたらほかの人の命にかかわるから、今回のように乗客乗務員すべての人命がたすかる結果にはならないかもしれない。
そもそも飛行機という環境が最悪だと思うからわたしは飼い猫を飛行機に乗せることはぜったいにしないけど、動物病院に行くときにはタクシーに乗せていて、事故にあう確率は飛行機よりタクシーのほうが高いんだろう。歩いていけるところの動物病院に通うとしても車に引かれる可能性はある。こういうことを考え出すとどこでなにをしてても事故にあわない確率はゼロではないなと思う。交通事故にあうリスクと引き換えに、猫の腎不全の治療のためにわたしは猫をタクシーに乗せる。
スマホと財布の入るポケットのついてる服をぜったいに着るようにしてから数年たつけど、飛行機に乗るときはスマホ、財布、あと鍵もポケットに入れておかないと脱出して生き延びたあとも困るだろうと思った。家で猫が待ってるんだから。
ところで、猫の「ゆっくりまばたき」のこと、ずっとよくわかってなかったけど、遠くで座ってこちらを見つめながら眠そうに目をしょぼしょぼさせる仕草がそれなんじゃないかと思って、今まで「遊んでほしいの? 眠いの〜?」って思ってたけどどうやらわたしは猫から愛のサインをもらっていたみたい。いっぱい返してあげる。
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耳の奥ふかくに水の音がして雷もっと光がほしい