GW中に観たむかしの映画、デジャヴュ、田園に死す、パプリカ、ティファニーで朝食を、のなかに男の人が(性的に)じぶんの体を使う、使われるシーンがあって、なんだか新鮮に感じた。
ティファニーで朝食を、大学生のとき観たときは、ふ〜ん(ムーン・リバーいい曲だな)くらいにしか思わなかったけど、いま観たら、昔の名作って思ってたよりおもしろいじゃんって感じた。ラスト、キスしてハッピーエンドなのはまあ昔のアメリカ映画だからな、、。個人的にはホリーは来月にはやっぱり遠くの国に行ってそう〜って思った。あのふたり絶対すぐ別れるよ笑、っていう冷笑的な感覚じゃなくて、だって別れてもそのとき助けあって一緒にいたのはほんとうだから、ぜんぜんすぐ別れてそれぞれの人生をがんばったらいいと思う。相手の男が男娼で、金がなくて、性格もホリーと同じくらい幼稚なところのあるひとだったから、説教くさいことを言ってもそんなに反感を抱かなかったな。もし男がリッチなおじさんで無知な女を導いてあげよう、って感じだったら無理だった。
っていうかキスしてハッピーエンドの映画をぜんぜん観たことがなくて、は〜これがロマンス映画か!っていう謎の感動があった。
いやでもやっぱりティファニーで朝食をはそのへんのロマンス映画とはちがう気がする。うん、だって、キスはしたけどホリーは永遠の愛を手にしたと思ったわけじゃないし男に救われたと思ったわけじゃないし。そういうんじゃない。エンディングのあともホリーはホリーのまま変わらず生きていくよ。
古い映画によくある、オープニングでスタッフ紹介しながら映像ははじまってて少しずつ映画の世界観に入っていく演出すき。
ノスタルジアを映画館で観た。わたしの求めてる映画体験ってこれだった。
ほかにもGWはたくさん映画を観た。プロジェクターを手にしたから映画観てばっかりの連休だった。
顔に塗るいくつかのものひとつずつ指で倒して雨を止ませる