数分以上しっかり走るということをもう10年くらいしていなくて、最近おなかまわりがたるんできたから、仕事終わりにちょっと走ることにした。8km/hを10分くらい+5km/hを10分くらい(これがいいのかどうかは知らない。じぶんが気持ちよく走れるような速さを探したらこうなった)。全体で20〜30分。アマプラでアニメを観たりラジオを聞きながら。
走ることに限らずからだを動かすことすべてが苦手なんだけど、意外と気持ちよくつづけられている。体育の授業のように成績を人と比べられたり運動音痴のせいでチーム戦で足を引っ張ったりしないで、劣等感を覚えることなく運動するのはなかなかいい。
ただ問題は、走り終わって息を整えて30分くらいすると気持ち悪くなってくること。気持ち悪くてまともに立っていられなくなって、しばらくして無理矢理ごはんを食べると治ってくる。まともに運動してこなかったせいで肉体が驚いてるのかも……と思ってたら、低血糖じゃない?と配偶者に言われて、はじめて、走ると糖を消費することを知った。配偶者の提案で走る数時間前にバナナを食べてみることにした。走る数時間前とはすなわち勤務中だけど、ありがたいことに在宅ワークだから人目を気にせずいつでもバナナを食べられる。健康的に痩せたくて走るのに走るために食べるのは本末転倒じゃない?とも思うけど、運動は習慣にしたいし基礎代謝が上がったらうれしいからひとまずこれで。
わたしは走ることを苦痛と思って生きてきたけど配偶者は走ることが好きでよくランニングに出かけてて、5年くらいそういう配偶者の姿を見てる間にじぶんもしてみようかなという気持ちになって走りはじめた。まったく価値観のちがうところがある人と長く付き合っていると、じぶんが変わっていくところを観測できてたのしい。
---
吐く息と湯気が混ざって渦となり春の国まで先に行ってて