毎朝7時半にアラームをかけていて、その時間に起きれたり起きれなかったりするけど、雪のよく降る夜が過ぎたあとの朝は起きれないことが多い。雪の降る夜はいつまでもいつまでもカーテンの向こうが不思議にあかるい。うっすら発光している夜。
雪が降ると、何時間もこんこんと降ると、まちのすべてが停滞しているように感じる。音が消えて、車も人もゆっくりになって、いなくなって、家の外の世界がちいさくなる。
雪かきは成果がわかりやすく達成感をすぐに感じられるから嫌いではないけど、雪かきした雪がどんどん山になっていくのはなんだか嫌だし(雪山に登って得意げになってる散歩中の犬を見るのはうれしい)、雪かきしてもしてもすぐ積もる日はさすがに嫌な気分になる。
なんだか最近は本を読んでても思考がとっ散らかって集中できずに同じページを開いたまま時間ばかりが過ぎていく。ぼーっとする時間、が人生に足りてないのかな。足りてないな。なにをするわけでもなくなにを考えるわけでもなくただただぼんやりする時間。
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大陸がくらげのように漂っていたころに降る雪の白さよ