私が幼き頃はAmazonなど発達していなかったので、ゲームを買う時はもっぱら店に行かなければならなかった。
ゲームパッケージの裏面を見て、どんなゲームか想像して良さそうなゲームを買うのだ。
もちろんレビューサイトなどもないから、自分の判断が全てとなる。
ファミ通などの雑誌はあったが、PS全盛期、全てのゲームをレビューしきれるわけもなくレビューされるのはそれなりに名のあるものばかり。つまりマイナーなゲームは自分で見つけるしかない、そんな状況だったわけである。
裏面しか判断材料がないため、クソゲーと呼ばれるものを掴まされることもあった。が、私はしっかりそれを何度もやった。何故なら、クソゲーという概念がないからである。次はいける、次こそは、と幾度となく繰り返しプレイをしたものだ。
私はこの、自分でゲーム屋(個人がやっている中古屋が望ましい)に行き、事前情報入れずにパッケージ裏面だけで判断し、購入するか否かを決める、という行為が好きだ。
だが昨今、インターネットにはレビューが溢れ、そもそも店舗を構えているところが減り、そもそもパッケージで出るのは予算のあるゲームのみ、かつ説明書がないという全てが私に逆風の状況を嘆いていた。
そこで出会ったのがインディーズゲームである。ニンテンドーストアを見て、面白そうなゲームを説明と画像で判断して買う。レビューが表示されないのがニンテンドーストアのいいところである。そしてそのゲームがあたりかハズレかをひっそりと確かめる……場所はインターネットに移ったが、していることはあまり変わらない。強いて言うのであればソフトという物質が残らないことくらいか。
Steamも良いのだが、評価が見えてしまうところが少し残念である。私は自分の判断のみで!ゲームを買いたい!他人の評価に惑わされたくない!
と最近ニンテンドーストアでゲームを買ったら、私ができないタイプのシューティングゲームで「これだよこれ!この感覚!」となりました。
人生、確実な当たりばかりを拾うのはつまらないということです。
それはそれとして自分で遊んで恐ろしく時間が溶けたので、スルタンのゲームは購入します。スルタンがエッチという前情報だけで体験版をDLし、いまだにクリアできていないことを懺悔します。