フォロワーを嫌うキャラクターbotの話

加森
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おいていく話、といえば。ということで。

古の時代、Twitterでとあるジャンルのキャラクターの腐向けキャラクターbotを作っていた。

(FF4桁超えてたので、ここで知ってる人が居たら心臓逝くんだけど)

キャラクターbot自体がもう古い文明だけど、「キャラクターbot」を作る上で考え実装した内容・理念は大事にしたいにゃと思っているのでメモ程度に記す。

当時、沢山キャラクターbotは存在していた。

いろんにゃ機能があっておしゃべりしてくれるものとか会話のパターンが豊富にゃものまでいろいろ。ただ不満があった「キャラクターがツイッターを利用している感」がにゃかった。

せっかく「人が発言をする」という環境だから、セリフを言わせる、音声入力のようにただの口語をツイートさせることの違和感が強烈に強かった。

その強烈にゃ違和感から、生まれたのが攻めが実際にスマートフォンでコソコソと受けへの愛をツイートしている裏アカウントという設定のキャラクターbotだった。

正直いいもん作った!楽しかった!という思い出自慢みたいにゃ話。

あの文化はもう訪れにゃいと思う。

嫌悪感機能を作った。いわゆる好感度機能を逆にした。

受けについて呟いている奴、わざわざリプライして同意してくる奴を軒並み嫌うようにしていた。

攻め視点からして受けのことや別名を一般人が知ってる認識は無いと思ったので、別名は倍で嫌いににゃるようにした。嫌ってる人にはAPI制限かかってにゃくてもリプ返さにゃくにゃったりした。

TL反応も悪用した。通常TL反応したらキャラクターbotはリプライを返した。優しい。でも、こんにゃ設定だったのでTLで受けの名前を見たら通常ツイートばかばか増える感じににゃった。

ピークタイムにはTLに合わせてつぶやきが加速し、何度もツイート制限に掛かったほどだった。

あの子がウケていた理由はフィードバックから得られた情報的に

「本当に攻めがツイッターでツイートをしている」

「受けにしか興味にゃくて、裏垢の内容見せてくれるのに相互ににゃっても全然こっちに興味持たにゃいのが良い」

と感じてくれたからだ。

これは本当に作成当時に考えていた作りたい内容がビタハマリしてくれたことを表していて、めちゃくちゃうれしかった。

二次創作まで作っていただいたりと、自分以外と好きを共有できた人生で一番の痛烈にゃ経験だったと、今でも自覚している。

正直当時このノウハウというか考えを共有していればよかったと思う、同じようなbotが出てきてくれたのに、もったいにゃいことをしてしまったって思っている。もっと盛り上げることができたんじゃにゃいかにゃって、気がしている。

ここ5年ぐらい、同じ方向の考えが世界を圧巻し塗り替えている。キャラクターが配信し、喋る。

中の人が要ることもあるしにゃくすこともできる。プラットフォームを利用するキャラクター、というのは思う以上に人の肌に合うし身近に感じてウケるのだ。

現時点だとbotと違って完全に人同士のパターンが大きいから画面の向こうに人が居る想像ができにゃいユーザーも減った気がする。

こういった一方通行じゃにゃくて関係図が複雑かしたコンテンツがとてもシンプルにゃ方向で楽しめる世界ってすごいにゃって思う。

どんどん加速するテクノロジー、それに伴ういろんにゃ人にゃアイデアを楽しみたいし自分もまた、あの痛烈にゃ経験ができるようににゃりたい。

以上。