週末は車で1時間ほどかかる場所にある、パートナーの家で過ごすことが多い。築100年超えてるんじゃないかという古民家を改装した戸建てで、お風呂は昭和な感じの深いステンレス浴槽、トイレは水圧の足りない簡易水洗のついた汲み取り式であることに目をつぶれば、景色も良いし騒音も気にしなくてよい。海が近いし裏手は山なので、この時期になると山菜を取ったり魚介類を採ったりして遊べる。
小さいころから磯遊びに海に出かけることは多くて、ゴールデンウィークといえば海に行ってカメノテやらニナ貝やムール貝(カラス貝と呼んでいた)を採って食べるのが習慣だった。山菜はタケノコが大半をしめているが、フキやツワブキもそこらへんに生えているのを抜いてきて調理するのが春の味だった。
今年は近くの海岸にワカメが打ち上げられていたのでそれを拾い、ゆでて食べてみたらおいしかった。基本は砂浜だけど、岩場になっている部分があるから、そこにいるカメノテやニナ貝の中から大きなものを選んで採り、塩ゆでして食べる。野生のものを採って食べるというのには独特な楽しさがあるから、春になると急いては海に出かけ、そこらへんに生えてる野草を摘む。
これは庭に生えてるフキを下処理したもの。さつま揚げと一緒に煮ると美味しい。