2月の末に韓国に行った。海外に行くと、一人で行動するというよりは同行者と食事をしたり移動したりする時間が長くなる。今回は仕事の出張だったのもあるけど、よく知った人とも知らない人とも、全く初めての場所で食事をともにしながらおしゃべりをし、言葉の通じないタクシー運転手の言うことを受け流しながら一緒に移動した。こうした思い出は結構独特な体験として記憶に残る。初めて会った韓国の大学院生に、イ・ランが好きだと言ったら共感が得られて嬉しかった。
韓国語がしゃべれない、ハングルも読めない状態で韓国に10年以上ぶりに行ったのだが、全く同じ見た目をしているアジア人同士で英語でしゃべるのはなんだか違和感がある。韓国の人もそう感じているのかなんなのか、街中では私が韓国語をしゃべらず英語でリアクションをしても、そのまま韓国語で話し続ける人が多かった。レジの女性がぱっきんぐ、と言うので買ったものを包装するのかなーとおもってイエスイエスと言うと、パーキング(駐車券は持っていないのか)について聞いているのだとやはり韓国語で一生懸命説明してくれたりした(ノーカーと答えたら通じた)。
旅先ではよく小さな食器を買う。駐車券について説明してくれた女性は、新世界デパートの地下にある食器売り場で韓国製の食器を見せてくれたひとだった。KIMSUNGHUNというブランドの食器は若い人向けなのか、シックだけどモダンな色合いでかわいかったので、くすみピンクと深緑の豆皿と鳥の形のスプーンレストを購入した。
写真はその食器と、アートボックスという韓国では有名らしい雑貨屋で買った韓国焼酎用のショットグラス。こんどは韓国語をいくつかでも覚えてから再訪したい。