うつ状態になるのって、そう珍しいことではないんじゃないかな。いや、知っているけど改めて自分に言い聞かせてみた。
もともと人間には波があるのだし、かなり落ち込んだのだとしても、そのあとにぐんと持ち上がって平常時に戻る。それが命が終わるまで続くサイクル。
そのサイクルを運用できているのは脳の過不足がないから。栄養の補給や必要な物質の分泌が滞りなくできているからで.......、と、あれこれ調べていくうちに一般人が抱えられるものじゃないだろうと思った。これ完全に医学の話じゃないの?
なんかちょっと違う。そういうものにたいして恐怖を覚えるのは、人間の遺伝子に組み込まれた標準システム。何をしでかすかわからない怖さ。命の危機に日々さらされていたらただの人は発狂するって。
でも、ただそこに存在するだけで怖がられる鬼という生き物を知ってしまっている。彼らは多くが人に迫害されていて(という物語ばかり読んでいるのでそういう認識)、それゆえに人間に恨みを抱いた。だから現代の人間たちもできるだけ迫害しないように(恨みを買わないように)生きているけれども、それでも、怖いものは怖いんだよなあ.......!本能的な恐怖。
心優しい人が多いと言われていても、モラハラやパワハラをするような人もいる。グラデーションだと言われたら、似た部類の人は全員警戒しておこうと考えるよ。痛い思いはしたくないもの。無意識な言葉で殴られたら当たり前に痛い。そんなことする人は病もち関係なしに遠ざけたい。
離れていれば傷つけあうこともないのだし。傷つかないもの同士で集まるのが一番いいよ。一緒にいたいのなら、どうか私を傷つけないで。
.......無意識に殴って、殴り返されたら、なんで殴られてるの自分?!ひどい!という思考回路って結構危険だと思うのだけど。さっきお前から殴ったじゃん!と指をさされても、無意識側は殴ってないと認識しているんでしょ。自分だけが殴ったことに気づいてないってこわい。どうしてそういう脳みそになっちゃうわけ?そう考えると人間ってなかなか歪よね。
私は薄い氷一枚挟んだ向こう側から挨拶する。雑談はしない。それがちょうどいい、傷つかない距離感。