最近断捨離をしている。
病み散らかした時に断捨離祭を開催しがちなんだけど（今回は違う）、そういう時って大抵無敵モードになるんよね、あとは死ぬだけやからもうなんもいらん！全部売る！捨てる！みたいな。でもそれで、回復した時にあれ手放さんときゃよかった…って後悔したことがあるから、最近は掃除するにしても大事なものは絶対に手放さないようにしている。
でも、大事なものを見極めるのって難しいなあと思う。何が心の支えになってるか、自分でもわかってない時があるから。最近になってようやく、私はどうやら思い出が詰まってるものをすごく大事に思ってるらしいと気が付いた。
とりあえず今は思い出や思い入れのあるものは置いといて、引き出しの奥に眠ってた、最近使ってないし眺めてもいないし存在すら忘れてたかも、というものから少しずつ手放す準備を始めてるんだけど、部屋にあるいろんなものを眺めていると、結局最後に手元に残すことになるのはそのジャンルで最初に買ったもののような気がする。
最初に選ぶものってきっと自分の好みが凝縮されてるんだろうね。思い入れもあるし。小説だって最初に書いた話に一番ヘキが出てる。グッズだっていろいろ手に入れたり手放したりしてきたけど、このジャンルに来て初めて、しぬほどドキドキしながら回したガチャで引き当てた、たった300円のちっちゃなストラップが今も一番大事だったりする。つい欲深くあれもこれもと欲しがってしまうけど、本当は、最初に選んだものさえあればいいのかもしれない。
本当に大事なものってそういうものなのかもなあ、とぼんやり考えた週末だった。