最近、ゲームを触れる時はずっとモンスターハンターストーリーズ3を触っている。
先月に発売された、狩猟アクションゲームのモンスターハンターにおけるRPGとして表現したものだ。1は途中まで、2はやったことがない。が、3は体験版を触ったらハマってしまったのだった。
現在、メインストーリーの中盤ぐらいか? ってところだが、50時間近く遊んでしまっている。とても楽しい。良さしかない。語彙力が溶けてしまっているくらいにはのめりこんでいる。
何が良いかと言われたら「全部」になってしまう。特に、RPGとしてのシステム周りにベタ惚れだ。クリアしていないにも関わらず、ちょっと語りたくなって筆を執った次第です。
さて、今作。ストーリーズはコマンド式バトルのRPGになっている。
一戦の濃さ、戦闘バランスは重めで、わりと容赦なくボコボコにされる。なんなら、行動を見誤ると全体攻撃で壊滅させられるぐらいだ。でもライダーは頑丈だ。一戦闘中に3回まではHPが0になることが許されているので、それを前提とした火力で襲われる感じなのだ。
では、モンスターには手も足も出ないのかと思ったら、それを知恵と工夫で乗り越えられるバランスになっている。じゃんけんのような3すくみの行動パターンが決められているので、プレイヤーがメモを取っていくと大体有利に事が運ぶ。特殊攻撃も罠を仕掛けたりと、アイテムを駆使することでその行動を封じることも出来る。
すごく、モンハンだ。
初めは敵の行動も分からずにボコボコにされるのに、そのパターンを解明していくとプレイヤーが圧倒的に有利になる。なおかつ、3回までやられてもいいというバランスになっているので「やっと勝てた」と強い達成感までも再現している。
モンハンの原体験が変わらずにRPGとして落とし込まれている。う、うますぎる……天才が調整したのか!?
あと、プレイヤーとのレベル差があれば瞬時に戦闘が決着するようにもなっていて、格下への素材集めにわずらわしさがない。細かな気配りが令和のゲームとして遊べることも大きい。
そして、私がもっとも時間を使っている寄り道が『里孵し』だ。
モンスターの生態保護としてプレイヤーは野生の卵を人の手で孵化させる。それを野生に帰して絶滅危惧のモンスターの繁殖を手助けする。という名目がある。それを使った仲間モンスターの成長システムである。
ソシャゲで言う凸システムに近いもので、生態ランクというのが上がっていくほど強いモンスターが卵から誕生するようになる。それが目当てで巣を探し、卵をあさり、野生に返していく……
慣れてくると、好きに属性を付与したり、レアなモンスターの登場にも関与が出来る。外から仕入れた卵を主人公の王国に放つことだって出来てしまう。もうやりたい放題だ。せ、生態系とは!?
そんな寄り道が、とても楽しい。プレイ時間の半分以上は里孵しのために奔走しているんじゃないかってぐらい遊んでいる。条件を満たすと、二つ名のついた個体が登場するのも嬉しい。強そうだ。レアそうだ。それを求めて新しいのマップの度に寄り道が止まらない。
次は、RPGとしてキャラクターにも触れておこう。
主人公は、一国の王子(姫)として気品と強さを兼ねた大人として登場する。キャラクリエイトにも対応しているし、ボイス付きでがっつり喋るタイプの主人公だ。ちょっと珍しい。
この主人公、お話中にかなり喋るタイプにも関わらず、不快に思わないのがとても強く推せる要因の一つだと思っている。プレイヤーの気持ちや疑問がシンクロするような丁寧なキャラクター造形なので、キャラクリ要素が好きで、その作ったキャラが活躍するゲームが好き! っていう人には強く刺さると思う。
登場する仲間たちも、みんな何かしらのスペシャリストとして肩書きがあって戦闘中の補助や活躍もしてくれる。戦闘時に変わりに罠を仕掛けてくれたり、バフを付けてくれたり、アイテムを使って回復もしてくれる。誇張なしに頼もしいのだ。仲間が。
そんな仲間たちのサイドストーリーを追うことで、システム的に成長をするのも嬉しい要素だった。やればやるほどキャラクターに好感が持てる仕組みになっていて、眩しいと思うほどの設計に感じられたのだから。
総評すると、とても丁寧に、真摯に組み上げられたゲームに感じる。
システム、バトル、キャラクター、ストーリーと、それぞれの要素が手堅く作られていてケチを付ける隙がない。体験版で掴まれた心を信じてよかったな、と思えるゲームに出会えた。とても楽しい。
付け加えるようになるが、リアル調のCGという見た目ではなくて、アニメのような明暗がハキハキとしたグラフィックにも、柔らかく受け取れる印象を感じる。牧歌的で、でもなにか懐かしいような雰囲気の景観の中で、世界を巡る冒険をしてみるのも如何だろうか。