徳島で働きはじめて以来,出張に行くと必ずいただく質問が「徳島からどうやって来たんですか?」である。1回の出張で何度も聞かれるので,出張の終盤になると要領よく答えられるようになっているのが常だ。
せっかくなので,日本各地で答えている(または答える見込みである)徳島からの行き方をここに書いておくことにした。念のためだが,出張のときに聞かれるのが嫌だから書くということでは全くない。興味を持っていただくのはむしろ嬉しいので,この記事を読んだかどうかにかかわらずこれからも気軽に聞いてください。
東京までどうやって来たんですか?
「飛行機です」「えーと,徳島に空港があるってことですか?」「あるんです。徳島と羽田を結ぶ直行便があるんですよ」「へえー,徳島の空港へのアクセスはいいんですか?」「徳島駅という駅からリムジンバスで30分くらいですかね。けっこう便利ですよ」
徳島には空港がある。その名を「徳島阿波おどり空港」というが,ご想像の通り,日常的には「徳島空港」と呼ばれている。この記事でも以下そう呼ぶことにする。
徳島空港と羽田空港の間には1日9往復(JAL 6便,ANA 3便)もの直行便がある。そんなにたくさんあるというのは意外な印象を持たれがちなようだ。
京都までどうやって来たんですか?
「高速バス1本です」
徳島からは意外に多くの高速バスが出ている。四国は島だが,本州から淡路島を通って四国に入る高速道路(および一般道)があるので,車で本州へ行くことが可能なのだ。関西圏では神戸,大阪,京都にはそれぞれ直通の高速バスがあり,京都まではだいたい4時間弱で行ける。乗っていれば着くのでかなり便利である。時間帯によっては,渋滞で遅延しがちである点には注意が必要だ。
仙台までどうやって来たんですか?
「まず神戸空港まで高速バスで行きます。あとは神戸空港から仙台空港までは直行便をスカイマークが飛ばしているので,それで来たんですよ」
この回答は,今年アップデートされたばかりの最新版である。昨年までは,飛行機で徳島空港から羽田空港へ,鉄道で羽田空港から東京駅へ,そして新幹線で東京駅から仙台駅へ,という順番で向かっていた。しかしスカイマークで神戸から仙台に飛べることを知り,今年はこのルートにしてみたのだ。
このルートは,東京の混んだ鉄道で乗り換える必要がないので便利だし,運賃も(予約の時期によるが)若干安くすむ。時間的には,高速バスが遅れる可能性を考えて神戸空港での待ち時間を長くとったこともありあまり変わらなかった。今後もこのルートを使うと思う。
札幌までどうやって来たんですか?
「羽田で飛行機を乗り継いできました」「へー,羽田まではどうやって?」「徳島から羽田へ直行便があるんです」「えーと,徳島に空港があるってことですか?」「あるんです」
徳島空港から飛行機を2つ乗り継ぐパターンである。なお,毎年8月に限り,徳島空港から新千歳空港への直行便が週3便運行されているようだ。
福岡までどうやって来たんですか?
「飛行機です。徳島から福岡への直行便があるんですよ」「えーと」「徳島に空港があるんです」
徳島空港と福岡空港をむすぶ直行便があるということは決して自明ではないだろう。朝と夜,1日2便あります。
ちなみに,徳島空港から定期便が就航しているのは,国内では羽田空港と福岡空港の2空港のみである。そのほか,実は韓国の仁川空港との間に週3回定期便がある。国際空港なのだ。空港の施設内には,ちゃんと国際線用の表示やロビーもある。せっかくなので,いつか乗って韓国に行ってみたいと思っているが,まだ実現していない。なお,少し前まではさらに香港との間にも定期便があったのだが,「2025年7月に日本で大災害が起こる」という予言(デマ)の影響もあって利用客が伸びず,現在は全面運休しているようだ。
長崎までどうやって来たんですか?
「鉄道を5本乗り継いできました。」
この記事の執筆時点では長崎出張はまだ予定の段階だが,頑張って調べたので先に答えを書いておく。
徳島-高松(特急うずしお),高松-岡山(快速マリンライナー),岡山-博多(新幹線のぞみ),博多-武雄温泉(特急リレーかもめ),武雄温泉-長崎(新幹線かもめ)
という乗り継ぎである。所要時間は,徳島駅から長崎駅まで6時間。あくまで次回の出張はこれで行くということであって,最善かどうかは分からない。今後の研究が待たれる。
新潟までどうやって来たんですか?
「伊丹空港まで高速バスで行って,そこから新潟空港まで直行便です」
これも予定だが先に書いておいた。「羽田空港で飛行機を乗り継ぐという手は使えないのか」というのは(僕にとっては)普通の疑問だが,羽田から新潟へは実は飛行機がないようだ。東京に住んでいれば新幹線ですぐに行けるわけだから,確かに必要ないのだろう。
今後もアップデートがありしだい追記したい。