ePopは,英単語・文法・リスニングの3つのモードがある英語学習アプリだ.中でも,英単語学習の部分がとてもよくできている.(どのような仕組みなのか,またどのように「よくできている」かはこの記事では説明しない.「しずかなインターネット」では,そういった予備知識の系統だった説明はあまりせず,個人的な感想を書き留めることを第一とし,必要な範囲でだけ背景を説明するのがよい気がしている.)ePop はアプリとしてもよく出来ていて操作にストレスを感じないし,学習を継続させる仕組みも色々と工夫されている.
ePopには「リーグ」というものがある.全部で12段階のリーグがあり,僕はいま上から3番目の「アクアマリンリーグ」というところにいる.リーグの上下に英語の実力は無関係で,ePopで学習した問題数だけの勝負になる.各リーグは最大30人からなる組に分けられ(僕はアクアマリンリーグの第45組にいる),その組の中で学習量が多い8人(+α)が翌週にひとつ上のリーグに行ける.少ない方から5人はひとつ下がる.
最初は12段階の一番下であるブロンズリーグから始めることになるのだが,僕はこれまで毎週ランクアップしてきた.といっても,最初のうちは特にそれを意識したわけではなく,毎日これくらい勉強しようと決めた量をやっていれば余裕でランクアップできていた.ところがランクが上の方になるにつれて,周りの人も熱心になってゆくので,ここ2,3週はランクアップできるかどうか際どくなってきた.別にランクアップが目的ではないので,あらかじめ決めた学習量をキープしていれば問題はないのだが,やはり意地のようなものが出てきて,何度かは学習量を上乗せしてランクアップゾーンをキープするようなこともするようになった.
このリーグ制度,一番上に到達すると,下から5番目の「ルビーリーグ」に転生できるらしい.転生回数の記録もつくし,転生後はまた比較的ゆるい環境から始められることになる.最上位の緊張をずっと強いられることがないというのも,よく考えられたシステムだと思う.今は,学習量を上乗せしてでも一度は最上位のリーグに到達し,転生を経験してみたいと思っている.すっかりePopにはまってしまっているのである.