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nonomoto_mumum
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今日で3月が終わる。

今朝は野呂エイシロウさんという方の『心をつかむ話し方 無敵の法則』というビジネス書を読んだ。この手のビジネス書は要旨だけサクッと掴めば30-40分程度で読み終えることができる。ビジネス書もある種漫画のようなところがある。ここを押さえておけば良いという部分が太字で強調されていたりと、情報の取捨選択が円滑にできる仕組みが施されているという点だ。

漫画で言えば視認性といった部分にあたるのかもしれないが、こうした読み心地の良さは本という媒体上共通して存在する。

多分ビジネス書のスタイルを最初に考えた人は、案外漫画から着想を得たのではないだろうか・・・と思えてしまうほどだ。

読書に設けられた時間はおおよそ30分だったから少し延長してしまったけれど、読了。

本の中身としては、著者自身の経験談がなかなかぶっとんでいることもあり、そのまま実践というわけにはいかない(お土産のハーゲンダッツの保冷剤としてガリガリくんを入れておくとか)が、一貫して「他人の立場に立って物事を考え、円滑にコミュニケーションをとることの大切さ」を説いている。他人が面白いかを常に考える姿勢は作品を作る上では不可欠なものだと思うから、色々気づきがあってよかった。

その後ちょっとだけ作業を進めてから、神社に行った。

母親が「今日は暦がいい日だから、お参りしておくといいよ」とプッシュしてきたのだ。最初はめんどくさかったけれど、もし来月嫌なことがあって「行っておけばよかった〜」って後悔するのも癪だったので結局行くことにした。

日が良かったというのもあってか、お宮参りを行なっている家族づれがたくさんいて、神社の前で写真を撮っている家族に気を遣いながらお参りした。

帰ってからは作業。アシスタントさんに作業してもらう分を準備して、渡した理、トーンや効果音などの作業がメイン。

漫画の作業自体はすこぶる順調だ。やはりアシスタントさんを入れ始めたというのは大きい。単純に1度に捗る作業量が増すというのもあるけれど、自分が比較的腰が重く感じるトーンの作業をアシスタントさんが得意としているところも大きい。適材適所で動いて行ければと思う。

明日から4月に入るので、もしこのまま順調だったらもう一つの漫画の方も本腰入れて作業しようかな・・・。

あ、3月までにしておこうと思ったことが2つあったのに忘れていた。

(読んだ漫画)(敬称略)

背川昇『どく・どく・もり・もり』2巻

背川先生は復讐だったり負のオーラを帯びた際の描写がものすごく巧みだ。それまでの流れも完璧だし、行き当たりばったりで進む自分の漫画とは比べ物にならないくらい「漫画」として完成されていると感じる。カエンタケがものすごく可愛いと同時に、よく比喩で用いられる「復讐に燃えている」をそのまま体現したようなキャラクターだと思う。

明日は福岡太朗先生の新刊を買いに行きたいな。