20231128

Decima & Morta
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ネタバレになるから何の漫画かは言わないけど、

最近読んだ漫画で胸に刺さったセリフがあった

「殺されたって思いたいのはそれを受け入れられんからや」

話が逸れるけど、正規の発売日後にネタバレして怒られるのってちょっと理不尽だよね

配慮が必要なのはわかるけど、怒るほど熱心なら早期にアクセスしてほしい

閑話休題

「殺された」方が「受け入れられる」って話

セリフの文脈だけかいつまむと

憧れていたHさんが不運な事故で亡くなったことを

「Hは殺された」って話してるYくんがいて

二人の知人から主人公に本当のことを話す時に、Yがそういう言い方をした理由を評して出たのが

「殺されたって思いたいのはそれを受け入れられんからや」

主人公は、意味を捉えかねて混乱してたけど、

知人くらいの関係の人を何人か亡くしてると、何となく納得する部分もあり、

殺されたって思ったところで何も変わらないよな、と思うところもある

終わりを受け入れるのには、準備する期間がほしいんだよね

読書する時に小指がどんどん軽くなるあの感覚、

J-POPのCメロの後にまたサビが来る時のあの感覚

人生においてそれが用意されているのは、難病とか老衰とか、白い病室という舞台がほとんどで

若いうちに遭遇するのはそうじゃないエンディングの方がきっと多い

そんな中だと「殺された」はまだダイレクトに「終わり」を受け入れなくて済む気がするな

フォロワーが殺されたとき、最初に思ったのは「えっ、誰に?」だったのを思い出す

トラブルあったって言ってたしな

何かできることがあったのかな

グルグルする頭の中で色んなことがよぎった

でも、そんなふうに考えることが多いのはたぶん時に救いなんだと思う

逃避とも言うかもしれない

でも、作中でもあったように、乗り越えないといけないなんて誰も決めてないんだから

自分の心を守るために、事実を覆い隠すってのは一つの方法なんだろうな

そんな機会ないのに越したことはないけど

<今日の短歌>

好きだった 山﨑預けとくからさ

55年後 酌み交わそうよ

@nonona
紡ぎ手知らず