（ネタバレあるよ！）
タケルと弟妹の会話が、昨今のシリアス鬱シナリオムーブメントに乗ったものかどうかというのはオタクの思うところではあるが
正直「構想段階から決まってました」と言われても全然納得いくくらい伏線は張ってあったかなと思う
ボクシング会場にいた弟(初出はストラグルハートだったかなと思う)の横にはボクシングの観戦には些か不釣り合いなスーツの大人がいたし、度々登場する妹はいつも品のいい服を着ていたし、実際ストハ回想では「あの子たちを養子にしたいという人が現れてね…」と医師に言われていたし、まあ決まってたんだろうな〜と今にして思う
というか何かの後継者として引き取られた辺りまでは推測したことあったので当たってて嬉しい（そうか）
活動規模と作中知名度のわりに弟妹から何のアクションもないので、芸能から縁遠い世界にいるか、事情があって会えないかだと思っていたけど、そうか……会いたくなかったか……
でもこんな形でも弟妹に会えてよかったなと思っている派だし、19話で解決するほどタケルの人生(とそれに類する虎牙道の未来)は安くないかなというスタンスなので次回以降も続きそうで嬉しい
もしアイドル大河タケルの最終話がモバエムの豊作祭だったとしたら、『こうしてタケルは改めて弟妹を探すためにアイドルを続け、いつまでも楽しく幸せに暮らしました。めでたしめでたし』みたいなもんだなと思ってた
その後のタケル誕生日寸劇で後日談的に『そしてタケルは、ついに道流と漣に自分の過去を話しました。彼の人生にはこれからも二人の大切な仲間が共にあるでしょう』と付け加えられた感じで、これもまあかなり嬉しかったのでよかったんだけど、このまま終わったらいやだなぁとも思ってた
誰かの都合で打たれたピリオドと、筋書きめいた幸せでタケルの人生が終わってしまうのは悔しいから
どんな道を辿りどんな想いをしようと、いつかはめでたしめでたしに辿り着くだろう
ただその決まり文句をしたためるのは、タケル本人が満足した時がいいなと思った
長い長いプロローグ……というにはあまりにも濃く、きらめいた時間ではあったけど、タケルの人生はこれから次章に入るんだなと思ってCODを読んだ 悲しいし辛いし苦しいけど、生きてるって感じで、タケルが生きてたから、よかった
タケルのこと考えながらいっぱい苦しめる時間、うれしい マゾなので
知らん大人の思惑もどっかの会社の戦略も全部無視して大好きなタケルのこと考えて一喜一憂……百喜百憂くらいしてるが……できるの楽しい 今人生楽しい！
虎牙道3人がペンを取ってピリオドを打つまでずっと人生を見届けられたらいいな