最近、本を書きました。
ChatGPTなら楽勝だと思いきや、生成AI利用を禁止されたので、自力で文章を書きました。一冊分の文章をまとめて書いたのは初めてだったかもしれません。
ただ、不思議なもので。一度一冊分書くと文章を書くことのハードルが下がるようで、文章のクオリティは知りませんが、スルスルと文章が出来上がるようになりました。
1冊分の訓練と経験値で文章能力が上がったと言う人もいるかもしれませんが、感覚としては少し違います。きっと数ヶ月もすればまた、文章を書くのがめんどくさくなっているに違いありません。
なら、この現象は何かと考えたのですが、文章能力を引き出す回数が多いとその抵抗値が下がるのではないか、ということです。
よく使ってる扉の鍵は軽く開くけど、しばらく使ってない扉の鍵は固くて錆びているかもしれません。
そう考えると、様々な能力を使わずに人生を過ごすと「持ってるのに使えない」ものが増えるような危機感すら感じてきます。
様々な能力を錆びさせないために、拙くても能力を使う、欲張っていいならそれで楽しめる趣味なんかあれば良いなと思ったりもします。
身体も動かしてないので動かさないと。仕事に役に立つ立たないではなく、自分が何かをしたいと思い立った時に、それをすることができる選択肢は多く残していきたいと、そんなふうに思います。