懐かしの一冊

nowhere
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公開:2024/8/14

(最初に書いておきますが、以下の文中では、本のタイトルや内容には全く触れません。)

暑さですっかり外に行く気が失せたので、家で読書をしていたら、学生時代にゼミで購読した本の著者に触れた一文があった。急に読みたくなってしまった。

実家に帰ればどこかに埋もれているのだろうが、この時期に探し物に行ったところで、冷房が効いて来るまでに熱中症で倒れるのがせいぜいだし、見つからない可能性もそれなりにあるので、思い切ってネットで買い直すことにした。

著者は故人だし、ずいぶん前の本だから、とっくに絶版になっていると思ったら、思いがけず新品の在庫があり、届いた本の奧付を見たら、今年になってからの増刷版だったので驚いた。もちろん値段も相当上がっていた。昔いくらで買ったか正確には覚えていないが、多分4割ぐらいの値上げ。

単なる思い出の振り返りの材料としては高くついたし、正直面白い本でもない。ゼミで発表を割り当てられた章が毎回難解で苦労したことばかりが記憶にある。

それでもページをパラパラめくれば、あの頃の仲間のことが思い出されて、楽しく、懐かしく、そして少し寂しい気持ちになる。指導教授も数年前に世を去られた。仲間も年賀状程度の付き合いだし、それも今回のはがき値上げで途切れる者が出るかもしれない。昔過ぎてLINEはおろかメールアドレスさえ知らないのもいるからなあ。

みんな元気でやっていてほしい。