宝塚って意外と観やすい世界やから、観てみませんか~!

nozaka_midvazk
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公開:2025/12/21

この記事は Otaku Social Advent Calendar 2025 21日目の記事です。

※約6300字あるぞ!気をつけろ!!※


はじめに

野坂と申します。

これまでなんとな~く遠巻きに「楽しそうなことやってるなぁ~」と眺めていたアドベントカレンダー企画に、初めて参加してみることにしました!

どうぞ、お手柔らかにお願いいたします。

Maniakeyに居座り始めて3年目となりました。

でも、ぎゅっとしたら1年にも満たないような頻度でしか浮上してない気がする。しかも浮上する時はだいたいなにかの感想を長文でぶん投げるだけの、どうしようもない人間です。

Maniakeyでは お出かけの記録や美味しかったものの話などもしていますが、やっぱり何より、何かをみて考えることが好きです。その何かは、美術展だったり、映画だったり、アニメだったり、本だったりします。

ここ数年、特に今は、宝塚の公演をみることが多いです。兵庫や東京で観劇したことはありませんが、住まいの近くに来てくれる時にはなるべく行くことにしています。普段はライブ配信や公演映像を観ることがほとんどです。

せっかくこのような場に参加できたので、今回は、私が宝塚にハマったきっかけや、魅力だと感じるところをお話したいと思います。その中で、意外と各方面に餌をバラまいてくれているんだ、ということも知っていただけたら嬉しいな。

なお、ここで楽しく書かせていただくために、マイナスな話はいたしません。また、記事を書くにあたって情報の間違いには細心の注意を払いますが、間違いをそのままお出ししてしまう可能性もあるので、ご了承ください。ほんと気を付けるね……。


きっかけのお話

小学生の頃から劇を見るのが好きでした。

たまーーーに、どこかの劇団が学校に来て短い劇をしてくれる年があって、終わったらムチャ長くて熱心な感想文を書いてた記憶があります。しかし実家が地方のド田舎である以上、観劇体験はまったく身近ではなかったのよね。社会人になって実家を離れるまでは、2.5次元の作品を配信やDVDで観ていました。

特にミュージカル黒執事(豪華客船編まで)がめちゃくちゃ好きで、今も歌を歌えるくらいなんですけど、余計にもっと色んな作品を見てみたいとか、この俳優さんの他のミュージカルも見てみたいとかいう気持ちが出てきて、今に繋がっている気がする。

初めて宝塚の公演を観たのが、2021年。

私生活と仕事に余裕が出てきて、ちょっと舞台でも何でもいいから観に行ってみたいなーとか思ってたところに、たまたま近場でタイミングが合った、みたいな感じです。まッッッじで自慢にならないが、宝塚に関しても、作品についても、なんの知識も!入れて行きませんでした!!

初めて宝塚に触れ、それなりの距離がある席で、たった1回の観劇体験。そうすると正直、ほんとに只々『すご~くすごくて、なんか楽しかった!!』という記憶しか残らなかった。でも、その感想だけがめちゃくちゃ心に残り続けたんです。だから、またそういう感覚を味わいたいと思ったし、宝塚の作品って他にはどんなのがあるんだろう?という興味につながった。

そこで、また宝塚を観るにはどうしたらいいかな?できれば遠征はしない方向で……。と自力で調べた結果、NHKのBSで定期的に放送しているらしいと判明(現在は放送されていません)。

放送を観てみると、生観劇と違って意図的なカメラワークや字幕を浴びられるぶん、1回でむちゃくちゃ話が分かりました。そして先日感じた「楽しい!!」という気持ちに「話おもしろ!」「顔良!」「衣装キレイ!」「歌好き!」など、様々なHAPPY感想もプラスされていって、観終わった後の充実感たるや。なんだこれ。こんな楽しいこと最近あったっけ。

ほんで気付く。

あれ……なんかさっきの人、こないだ見たな。あの役の人も、この前おったよな?たぶん。あ、でも知らん人もおった。じゃあ気のせい……? いや、でも声聞いたことあるんよ。とモヤモヤして、調べてみました。

はい、初めて観た公演を行なっていた組と同じ組の、過去作品でした。

そうなってくると、興味も疑問も湧きまくりです。ワクワクしっぱなし。検索する手が止まりません。新しい扉を本格的に開いた感じがしました。

それからたくさん調べたり、いろんな方法で公演を観たり、気付いたら推しに出会っていたり、グッズ類を買ったりしながら今に至ります。


宝塚の超・基本的な話

上記のようにみるみる沼落ちした私ですが、今振り返ってみると、これはもっと早めに知っておいてもよかったかな、みたいなこともあります。普通に初観劇の時にこのくらいのことは頭に入れときゃ(あくまで私は)もっと楽しかったと思う。ノー勉で挑みおって……。

※ウィキペディアを見りゃええがなみたいなことしか話さないです。知らなくても、観劇自体に支障はない。なのでべつに皆さんも無視していいかも!

宝塚歌劇団って?

出演者が全員女性の劇団。

男性の役を『男役』、女性の役を『娘役』とよぶ。男役が女性の役を演じることも実はけっこうある(スゴイ、キレイ、サイコウ)。やるならだいたい、娘役さんより少し年上のお姉さんポジとか、セクシー担当みたいな役どころ。

『宝塚音楽学校』ってとこ卒業してから、花組・月組・雪組・星組・宙組に分かれるよん。基本的には、一度配属された組にずっといることが多いけど、劇団の意向で組替えするのも珍しくないよ。ちなみに、老け役とか貫禄ある役を主に担当するプロ中のプロ集団『専科』っていうのもあるよ。

トップ男役・トップ娘役がその組の顔みたいな立場だけど、それとは別で組長・副組長というポジションの人もいる。その人たちは組に配属された全員の諸々の管理やらケアやら担当+舞台上で任される配役もどっしりしたものが多いので、トップスター含めた皆さんがなんだかめっちゃ慕っている空気感がある。

各組って何が違うの?

こういう人は絶対にここに配属される!みたいな決まりは無くて、どの組でも等しくいろんなミュージカルやショーをやってるよ。でも、設立された時期とか、得意なんだろなーみたいなことは分かれてるなと思う。

花組:1番目に生まれた組(1921年)。イメージカラーはピンク。『宝塚』と聞いて一番イメージしやすい、華やかな男役とかンわい~娘役。ラブラブな空気を浴びるならココ(主観)。

月組:2番目に生まれた組(1921年)。イメージカラーは黄。お芝居めちゃ上手うまがち。娘役が比較的さっぱりしている印象がある。退団後も俳優としてガッツリ出続けてる人が多いかも。

雪組:3番目に生まれた組(1924年)。イメージカラーは緑。日本物の作品が多い。和装の着こなしが段違いで上手い。近年は漫画原作がアツい。過去にはルパン三世、るろうに剣心、シティーハンターなど。今度『波うららかに、めおと日和』やるよ。

星組:4番目に生まれた組(1933年)。イメージカラーは青。熱血運動部~な印象。コスチュームがド派手でテンションぶち上がる。ギラギラして暑苦しいショーに灼かれたいならぜって~ココ(主観)。

宙組:一番最近生まれた組(1998年)。イメージカラーは紫。長身の男役集まりがち。けっこう現代的な作品とか大人っぽいテーマを振られることが多い印象。直近だとLDH JAPANとコラボした。

どこで公演してるの?

兵庫県の宝塚大劇場と東京宝塚劇場を中心に、5組が持ち回りで1年中、全国のどこかで公演をしているというトンデモシステムだよ!私はほとんど生観劇をしないので、ふんわりとした情報だよ!

宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演:『本公演』とよばれる。組全員が出演。兵庫で連日公演した後に東京公演が始まる感じ。

バウホール公演:組の一部が出演。若手育成が主目的。

大阪公演・東京公演(東京近郊のことも):組の一部が出演。いろんな劇場でやっているみたいだが、正直、私のような地方民には全く分からない。

全国ツアー:組の一部が出演。関東・愛知・大阪はマストっぽいけど、他道府県は来たり来なかったりする。

博多座公演:組の一部が出演。毎年ではないが、たま~にある。

こんな感じでしょうか。

ですが、先述のとおり知らなくても何も問題ない。つまり、覚える必要はない


『宝塚』の魅力

私が考える、宝塚の魅力はこんな感じ。

①いろんなエンタメが詰まっていて、楽しさの宝庫!

②公演ジャンルが幅広く、とりあえず何かしらは刺さる!

③ブラインド商法が無い!

①いろんなエンタメが詰まっていて、楽しさの宝庫!

宝塚のオタクたちが注目しているところって、結構バラバラなんじゃないでしょうか。

男役のカッコよさに惚れる人、娘役の可憐さが癒しの人、宝塚歌劇のお芝居が好きな人、スターたちの歌声をたくさん聴きたい人、美しい人たちがキレッキレで踊る姿にテンション上がる人、豪華な衣装を目の保養としている人、スターたちの成長する姿を追っていたい人、とにかくド派手な空間に浸って元気になりたい人……。挙げていけばキリが無いです。

この記事をここまで読んでくれている(もう4000字超えてるんです。すいません)あなたにも、興味あるポイントがきっと見つかりますよ……。おいでよォ……。

②公演ジャンルが幅広く、とりあえず何かしらは刺さる!

とにかく観劇が身近じゃないまま成人した私は、

宝塚の作品=大ラブラブ話、ベルサイユのばらという何となくのイメージがありました。ベルばらのマンガ自体は好きですけど、恋愛全開の映画やドラマにあんまり興味が無いため、宝塚側が私のことをお呼びでないんじゃないかとちょっと心配だった。

でも、作品を観ていけばいくほど、作品の幅広さに驚かされます。もちろんすんげ~濃いラブストーリーもあるけど、なんも実らん話も普通にあるし、そもそも恋愛感情が発生しない話、歴史描写に重きを置いた話、むちゃくちゃコメディ、物騒なハードボイルド、楽しい漫画原作、ドカ鬱展開……。

ミュージカルだけでなく、ショー作品もいろんなテーマがあって、もう数打ちゃ当たるじゃないけど、とりあえず大概の人間は何かしら引っかかるだろみたいな……ね。誰でも来いよ。

そもそも創設者が大衆演劇を目指していたため、分かりやすい展開が多くて、意外と取っ付きやすかったんですよね。初観劇するまで「宝塚っていかにも高貴なご婦人が観るやつよな……?緊張する」とか「こんな凡人でも理解できる世界だろうか……?」みたいな印象を抱いていたので、この『取っ付きやすさ』にとても驚きました。

あと普通に、ミュージカルの話分からんでも、次のショー始まったらテンション爆上がりしてどうでもよくなります。

③ブラインド商法が無い!

こんなにありがたい話がありますかって!!!!!!!ほんと、ありがとね……。

もちろんね、宝塚にはスターシステムがありますから、トップスターと二番手スターじゃ明確にグッズ展開に差がありますし、ある程度の路線(トップスター候補になれるかのレールみたいな)に入れなければほぼ何のグッズもない、写真にも映像にもほぼ残らないみたいな、過酷さはありますよ。でも、見たくないじゃんか、求:○○ 譲:✕✕ みたいなあれ。誰かの『譲』は誰かの最推しなんだからさ……。

宝塚は専用の劇場・専門のCSチャンネルがあるぶん、できる限りチャンスが与えられてるほうだと思う。こ~れは誰推しオタクかによって視点が様々だと思うから、異論は承知!でもさ、若手のうちから番組に出演する(専門チャンネル内の、とはいえ顔を出して名前を売れる機会がひとつでもあるのはすごくないか?)とか、組の全員が1人ずつ自己紹介する番組がある(不定期だけど)って、『ある』だけですごいことでしょ。名前以外全く情報が無い舞台俳優なんてどんだけいると思ってんのよ。

努力すれば必ずトップになれる世界ではないけど、努力が形になり、運が向けば、徹底的に押し上げてくれる環境がある。どれだけ形になりにくくても、努力を続けさせてくれる環境が整っているのがすげ~と思う。ファンの目が多いからその頑張りを見てくれている人もいるし。もちろん年齢(=歌劇団員としての残り時間)の問題はあるんだけど、最大限舞台は用意されているように私は思うんや~。


こんなん観てみません?

ここまで読んで、何かしら観てみようかなと思ってくださった方がいらっしゃるかしら!ちょっとまだ厳しいか!?私の説明が下手すぎて魅力が伝わってないか!!?

本日(2025/12/21)時点で観られるものをピックアップしてみますので、よかったら宝塚に触れてみませんか?

どういう世界かとりあえず知りたいなら、公式YouTubeチャンネル。

どの動画を観るか探すのも手間だと思いますから、まずはこれを観といたらええ(約7分)。トップスターの雰囲気、衣装の雰囲気、会場の空気は何となく分かるかと思います。それを取っ掛かりに、気になる組を観ていくとええやで。

※下記動画で紹介されている星組・宙組トップは退団済みで、現在は新体制です。もう少ししたら雪組トップ娘役も退団します(2025/12/21時点)。

なんか作品を観てみたくなったら、単品レンタル。

一番はピンときたやつを選んだらええんですけど、選択肢が多いから難しいスよね。

原則、よっぽどの名作じゃない限り、直近の作品であればあるほど観やすいと思います。ファッション、メイク、脚本、話し方に時代が出るので。

宝塚と言えば……なデカい羽根、大階段、トップコンビのデュエットダンスなどが見たいなら、ミュージカルじゃなくてショー作品を選びましょう

私なりに、おすすめの単品レンタル可能作品はこんな感じ。自分が観たことあるものの中で選んだので偏りが出てるかもしれない……。

いろんなサイトでレンタルできるんだけど、今回は一番探しやすかった楽天TVのリンクを載せます(楽天TVのレンタルコンテンツはまだサ終しないから観られるよ)。他に、アマプラとかユーネクストも単品レンタルできます。

2025/12/21時点でレンタルできるものなので、月日が経つと販売終了すると思います。

花組

ハピエン

悲恋

月組

切ないけどハピエン

トップコンビのバディもの

雪組

コメディ&アクション

近年でだいぶ名作 シリアス

星組

アクション(ごめんこれは楽天無かったからアマプラのリンク)

壮大

宙組

クール

シリアス

ショー作品を観たいなら、これがいいかも~。

ジャンルで選ぶなら、これもいいかも!

ハピエンラブコメ(今月末くらいで販売終了っぽい)

お耽美

歴史


さいごに

ここまで読んでくださって、本当に……本当にありがとうございました。書くのがめちゃくちゃ楽しくて、こんなことになってしまいました。長かったでしょう……。お疲れさまです。なんでこんな我を忘れちゃうんですかね……?助けて。

省きましたが、宝塚は定期的に全国の映画館でライブビューイングもやってるし、ライブ配信もあるよ。他にも宝塚って各所から手を出しやすいように色々やってるんですが、正直私もよく分かってないやつある。

でも、べつに全部追わなくても村八分にされないのがこの界隈の良いところだなといつも思います。出戻りしても作品を見直すチャンスがあったり、グッズが潤沢だったりするし。あ、ファンクラブとか入ってたらまた話が違うのかもしれません。そのへんはちょっと分からないス……。

私が初観劇をして衝撃を受けた時のように、この記事を読んでくださった皆さんの宝塚へのイメージが、少しでも変わっていたらとても嬉しいです。

よっしゃ、私もまたいろいろ観たくなってきたぞ~!(むちゃくちゃ録画を溜めている)(毎日増え続けている)

【完】

@nozaka_midvazk
観たものの感想を置いています。過去にManiakeyで呟いたものや、メモに残していたものなども置きます。間違った情報もあると思う。本当にごめん。20251115開始。