みて
みた?
思い出のパンを再現しました。小学生の頃に通っていた歯医者さんの近くに、街のパン屋さんがあったのですが、そこで売っていたホイップクリームの上に真っ赤なさくらんぼが乗ったパンを、また食べたいなとずっと思いながら大人になり...記憶を辿って再現しました。
思い立ったきっかけは、明治屋(老舗のスーパー)でチェリーを見つけたからです。これ絶対あのパンのホイップの上に乗せてあるやつだ!!!!と大パニックになりました。こういうのって売ってるものなんですね。そりゃそうか...。
作って食べてみたら、あの頃歯医者で虫歯を削られまくった記憶がふわーっと甦りました。歯医者さんにはボロボロになったぬ〜べ〜が置いてあって、餓鬼の話がめちゃくちゃこわくて....いや、なんで虫歯治療の後に菓子パンを...。
と、すっきりした気持ちで、改めてあの思い出のパンのことを調べ直したのですが、私が買ったチェリーは「マラスキーノチェリー」で、本当は「ドレンチェリー」というものを使用するそうです。え?
「マラスキーノチェリー」は甘いシロップ漬けたチェリーで主にカクテルに添えるもの、「ドレンチェリー」はシロップではなく砂糖でチェリーをつけた少し水分が飛んだものらしいです。勉強になりますね。
素材は間違えましたが味は記憶のままだった気がします。いや、なんだか段々、パンもコッペパンではなかった気がしてきました。デニッシュだったような気もする。ヤマザキのスペシャルサンドの記憶に上書きされてるかもしれません。
記憶って曖昧。
これからも度々初心にかえって生きていこうと思います。ね。