クリスマスイブ
朝起きたら、上の階に住んでいるお子さんの「やった〜!!」という叫びが聞こえて笑みが溢れた
25日が平日だから、休日のうちにサンタの代行業をしてしまおうというわけだ
そういや自分の最後のクリスマスプレゼントは、当時注目が集まり始めた交通系ICカードだった
9歳が最後と言われていたので十分悩んで絞り出し、そして、考えうる限り最高のプレゼントを手に入れた
結局母は自分が高校生になるまで、電車賃をその時の約束として支払ってくれた
今思っても狡猾なガキンチョである
9歳を過ぎると「我が家はキリスト教ではない」という理由で、クリスマスは慰労会という名になった
クリスマスツリーを出したりケーキやターキーを囲んだり、というよりは、互いの一年の健闘を振り返って一杯(自分はもちろんぶどうジュース)という雰囲気…それでも実質のクリスマスイベントを楽しみに過ごしていたのは間違いない
そこまでイベントが好きな人間ではないけど、たくさんの人の笑顔が溢れているこの日は何にも代え難いものがあるなと思っている