いつも、ペンネームをつける際に迷う。自分を表すものが思いつかないからである。ゲームの主人公の名前もそうだし、ブログ・掲示板時代やSNSになってからのハンドルネーム、就活の時の「自分を例えると?」にも行き着いてしまった。今まで付けてきた名前でずっと使い続けているものはなく、新しいものも思い浮かばない。にもかかわらず、新しいものが欲しくなってしまう。まったくわがままである。
就活の時は友人達と集まって、お互いを例えて表す遊びをした。彼は馬だったか、彼女はラッコだったか…そして自分は、覚えていない。掴みどころがないと言われてはきたが、その場でも難しいと言われたことは覚えている。カメレオンになったのか、クラゲになったのか、ともかく面接官にある意味ウケそうなものになっていた気がしている。どちみち今の会社の面接では聞かれなかった。
2010年の自分は、当時のTwitterのIDを仲の良い人のIDのつぎはぎで作った。今思うと少しギョッとするが、狭いコミュニティ内で挨拶していた時代にはちょうど良いかもしれない。今はもう無理な話だ。
名は体を表すという。
いい名前というものは確かにある。
何か一つ、本当に一つで良い。もう一つの自分があったら嬉しいと思っている。思いつけばラッキーくらいに思っておこう。