「見積もりを出してください。」
あ、きた。今まで逃げてきた言葉。
フリーランスになって数年間。基本的に言い値でしか仕事をしてこなかった。理由は、自分より相手の都合のほうが重要だから。
大体こんな感じ
だから、自分の価値を自分で決めるのがとても難しくて、言い換えれば、自分の作るものの値段を自分でつける行為を数年間放棄してきたって感じ。
ま、それでもなんとかギリギリではあるけれど、生きてきた。
この考え方が変わったのは2023年度の確定申告。
自分の1年間の売上を見た瞬間絶句
これは、ヤベェ。笑 このままじゃいけない。やっと危機感を持った。遅いかもしれない。だから、継続案件として受けてきたクライアントに、制作費用の更新の提案をしてみた。そこから見積もりを出すことになったというお話。
いま一度、自分の仕事の価値と向き合っている
ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる
結局、1日経っても値段を決められない私がいる。
なぜ決められないのか。
クライアントが私のことをどう思うのかが気になっているから
実際、友達価格として1年近く案件をさせてもらっての制作費用の提案。
値段を上げれば、私のこと銭ゲバと思われるのではないかとハラハラだ。「こんなに払えない」なんて言われれば、自分が作った動画は値段を払う価値がないんだと落ち込みそう。払う余裕の問題だとは思うけど。
ほんと、見積もりから自分の性格までもが表れている、結局「人にどう見られているか」しか考えてない。
値段を上げれば嫌われてしまうのではないか。が頭の中で溢れて洪水を起こしそう。
少し前、友達に「あなたは相手を信用していない」と言われたことがある。きっとそうなんだ。ずっと嫌われることが怖いと思ってる。ちょっとでも変なことをすると人に嫌われるとも思っている。
もし、私が決めた、私の作った動画の正規価格を提示して、嫌いと思われる人間関係を作ってきたのだとしたら、むしろ私の人との関わり方が変なのかもしれない。
私はいま勇気を出して、相手を信用して、見積書を出さないといけないんだ
もし断られても、それは相手の支払う余裕の問題だったり、相手がそこまで自分に対して価値を感じてないだけ。それだけで私のことを嫌いにならないと思う(思いたい)。
ここまで長々と書いてきたけど、ただ見積もりを出すだけで、ここまで悩む自分の思考が逆に面白いし、自分の性格が垣間見れるの笑う。
見積書出すだけなんだけどな。なんか考えすぎだよね。