冬は結構きらい。寒い。陽が出てない。風邪ひくし、毛布が離してくれないから布団から出られないし。鍋はおいしい。でも寒いのはいや。
雪国には住めない。だから南国がいい。あったかいし、その分空気がゆるまっていて、なんだかまったりしてそう（雰囲気）
そうやって冬を嫌いな理由を並べることはいくらでもできる。嫌いなものには、当てつけでも、いくらでも嫌いな理由はあげられるのだ。
好きを見つけることは簡単ではなかったりする。好きと快は近いものであると思うけれど、そんな一番初めの感情すらたまにわからなくなる時がある。多分みんなそうだと思ってる。
そんなこんなで、それでも冬っていいなと思える瞬間もたくさんあった。切なくさせる冬に囲んで鍋を食べられること、寒いからこそこたつを拠点に人が集まってワイワイできるところ、動きたくない時期だからこそ、あったかくなった時にやりたいことリストをいくらでも事前に考えておけるところ、あと早起きの空。
冬は陽が上る時間が遅いから、起きた時は暗い。朝ごはんを食べ終わった頃に登ってくるから、いろんな色の空が見れる。あと、そんな朝らしくなってきた空に、まだ月があるのもいとをかし。
だから、冬は嫌いだけど冬の朝は好き。
今日は、なあちゃん住人と同じ空を見た。きっと忘れられない朝になる。夜は金曜ロードショーだよとか、あそこの空綺麗とか、そんなことでも、むしろそれだからよかった。気を緩ませてくれるのは、いつだって大切ね。
眠たい朝にぽやぽやとした字を。