日記なんて最後まで書けたためしがない。
電車を降りる時間だからとか、
眠いからとか、
お腹すいたからとか、
そもそもそんな習慣ないとか
最後まで書けたことがない
いつだって中途半端だ
それでもそうならないこともあって
どうしても嫌なことは嫌すぎて嫌なのだ
とても究極的に
名前を呼ばれるだなんて、もちろん嫌で
同じ空気を吸いたくもなくて、
同じ時間を楽しみたくない
やっぱりとても無理なのだ
そんなこともあるのだ
人間だもの
存在を見たくないと思うくらいには
やっぱり無理なのだ
無理には中途半端なんてない
だって無理だから
理屈では計ることのできない
細胞レベルでの諦めなのだから
拒絶なのだから
抵抗なのだから
人間と暮らすことは大変だ