まぁ、個人的には当り前だよね、っていう感覚ですが。
先日、私ははてなブックマークで見付けた記事に、こんなコメントを残した:
こう言った邪悪な挙動をする広告、それに便乗し悪意ある広告が跋扈して社会問題となれば、それこそステマ規制の様にWeb広告全体が法規制される流れになると思うんだけど、アドテクやメディアの人はそれでいいの?
https://b.hatena.ne.jp/entry/4757732561082102208/comment/nyarla-net
このコメントにはいくつかのスターを頂いたんだけど、この例に上げたステマ規制にしても、何故最初にそんな規制が無かったか、と言えば、これはシンプルにそう言った問題のある手法が流行ってなかったから。
私がうろ覚えしている限り、ステマ規制の発端となった社会問題って、確かペニーオークションという詐欺じみたアレがステマで広められて、被害者が出てそこへ対策しなければ、と言う流れだったはず。
他にもコンプガチャとかも同じ流れで、ガラケー時代に今のガチャよりえげつないガチャがあり、大口の顧客に対して確率すらいじって大金をより絞り取っていた、という事を社会が問題視したため、これも規制された。
その流れで、昨今のブラウザバックをハックして広告を出すという手法は、それが自動広告と連携していて、かつ詐欺広告が上位に出るような状況だった場合、自動広告の仕組み自体を規制される可能性すらある。
で、そう言う事に繋がるリスクを抱えたままで、メディアとかアドテクの事業者は、そういった不健全なことをやり続けても良いの?と思うのでした。
※注記:ブラウザバックで広告を出す手法は、そのうちブラウザ側で対策されるかもなので、規制当局による規制にまでは至らないと考えてます
あとおまけとして、昨今のSNSにおける誹謗中傷・罵詈雑言に関しても、以前にやった侮辱罪の強化では状況が改善されてないみたいだし、今のままだともっと強力な言論・表現規制が入る、と思ってます。
昔の表現規制は「エロ・グロ・ナンセンス」から始まり、それが「政治表現・政治的主張」に繋がった訳だけれども、現代の表現規制は「増悪煽動・誹謗中傷・罵詈雑言」への対処から始まる、と個人的には考えています。
過去にはヘイトスピーチ規制法ですら「言論の自由への規制は出来ない」という流れだったけど、今のSNSのような人を追い込む言論は規制すべきだ、という意見が主流になれば、恐らく言論の自由はスッっと規制されるでしょう。
そう言った意味では規制を防ごうとする側も、日々「誹謗中傷対策」をやっていかんとアカンと思うんですが、まーSNSで怒りに塗れて誹謗中傷に加担しまくってるので、たぶん無理かなーとは感じています。
この辺り完全に嫌味ですが、人間、「正義」に取り憑かれて「怒り」を振り回して「敵」を攻撃するのって、愉しくて愉しくて仕方ないですよねぇ。昔からずっとずっと繰り返してるし。
私としては、そう言う事を繰り返しているからこそ、「これらはすべて滅ぼさなければならない」が出てくると思うし、この流れでそのうちネットも廃墟にされ更地にされるんだろうなー、と時々思ったりしています。