正義、という言葉の重さがもうどうしようも無いくらい暴落して軽くなっている気がする。
もともと正義は1つじゃ無いとか色々言われていたけれど、子供の頃のイメージでは正義を振るうのは変身するヒーローくらいだった。一般人が振るうものというイメージがなかった。正義とは勇者の持つ伝説の剣のようなイメージだった。
最近は正義を行使する一般人などネットを見ていればいくらでもいるし、正義同士戦わせてるし、他人に便乗して正義で叩きまくってる人も居る。もう伝説の剣ではなく、その辺に落ちている棒みたいなものである。ネットを徘徊して適当な棒を見つけて拾って悪を叩く。悪と言われている存在も大体その辺にありふれている人だ。魔王などでは無い。逆に魔王ぽい人にはみんな遠慮して立ち向かわない。怖いし。
まったく、値打ちが暴落してしまった。いいことか悪いことかはわからないけれど、正義が無くなればみんな仲良くするのかねえ。でもそんな気は全くしない。昔は、この世から悪が無くなればと正義の味方が言っていた気がする。悪と正義は互換?
p.s. 伝説の剣が電設の券と誤変換されたのが変に面白かったのでここに残しておく