小学生ぐらいからだろうか、流行り物に対して忌避感を強く持っていて大学を出てから数年とても嫌って、それを好きな人を自分の本質と向き合っていない、浅い人間だと軽蔑していた。これは親がテレビを見ることを禁止していたり、ゲームや、カードゲーム、友人と外に行くことを禁止していた自分の抑圧された人生を肯定するためだったんだろう今は思う。
仕事をしていて気づいたら人と話すことが自分の人生においてとても重要なことになってきて、アイスブレイクに一般的に好きなこと、みんなが楽しんでいること、世の中の"流行り"を話す必要が出てきた。
本心としては話したくないし本当に嫌いなんだけれど、自分の本心を隠して人を楽しませることができると自分の人生の新しい道が開けるのではないかと思って流行り物にいまさら乗っかっている、なんなら自分の世代が通ってきたであろう流行り物を今更になって履修している
本心ではミスチルなんて聞きたくないし、ダウンタウンの話もしたくないし、毎年M-1だったり、スポーツの話なんてしたくないけれど、人付き合いをすることが自分が開花させられなかった才能を開花させられる一助になるんじゃないかと淡い期待を抱いてる