自分は言語能力が高いわけでも無ければ低いわけでもありませんでした.
いや,それは,自分がコミュニケーションに困らない環境に育ったという意味ではなく,そんな馬鹿な意味ではなく,自分には「伝わらない」という感覚はどんなものだか,さっぱりわからなかったのです.
へんな言い方ですが,相手に思いが伝わっていなくても,自分でそれに気が付かないのです.
いや,気が付いたわ.
中高年ジュニアが増えてきた中で,1から順序立てて詳しく説明をする.ここはこういう条件分岐をしているけど,それはこういう条件に変えてという説明もifですとか,条件の内容を丁寧に詳しく説明する.
そうすると,何故かそうじゃない.というものが出来るのです.どうにも,説明が長くなると文字が読めなくなるようです.
自分も,長く説明をしたり長文のチャットを送るのはひどく疲れるので,できれば抽象的な表現をしたい.
テクニカルタームを用いたり,抽象的捉え方をした言葉には多くの意図が含まれていますので,それを使って高次で本質的な話が出来れば,それらは解決できるのですが,どうにも上手くいきません.
誰にでも判る言葉を使って伝えるということはクライアントでしたり,門外漢にはそうなのですが,それは,全てが正しく伝わる必要がない場合なんですよね.
それを社内で行って,少しずつ間違っていく伝言ゲームのような仕事をするのが,ひどく面倒だ.