販売当初から面白くないと言われてしまった不遇の名作サガフロンティアⅡの楽曲を手掛けている浜渦正志,そしてサガフロンティアⅡが素晴らしい作品であるということを,
25年の時を経て語りたい.(ずっと語っている)
本作品は2人の主人公がそれぞれの時代に生きる姿を描く作品で,
一つの問題から発生する物語を世代を超えて乗り越えていくという内容になっている.
(その一つの問題であるラスボスに関しても世代交代をする)
一般的なRPGは最初から最後まで主人公を操作して,成長しながらクリアするというものだけど,
世代交代によって今まで育てたキャラクターは途中退場となる点が賛否両論を産んでしまったのかもしれない...
そして,このストーリーを楽曲で表現するためにメロディは一貫して一つになっており,場面や時代,その時の背景によってアレンジが施されている.
2人の主人公,時代の変化と世の中の変化.様々なことは全てが繋がっていることが表現されていて本当に素晴らしいのです.
ゲームをプレイしないとしても是非楽曲を聞いて欲しい.今から死ぬまでに100回以上は聞いて欲しい.
Vorspiel
これがOP
Roman
そして街の中...おやっと思うはず
メロディが同じだと.
これ以外でも様々な楽曲があるのだけれど一貫して同じメロディになっている.
同じメロディであっても,世代や背景のアレンジが施されているので同じ曲ではないのだ.
FeldschlachtⅢ
圧巻.この美しいBGMを戦闘中に流る.
Zauberkraft
カフェで流れていても,わぁこの曲オシャレだねくらいにしか思われない.
語り始めるときりがない...
物語最終
Nachtigall
↓
Misgestalt
↓
Todesengel
いやもうこの流れ...もうね,サントラなんですよ.
サントラ聞いてたらゲームやってた.あれ?ゲームやってたよね?みたいな.
浜渦正志さん,河津秋敏さんという天才が存在する世界線に生きていられることに感謝しかない...