ウサギとカメの話は有名なので、誰もが知っているだろう。
自分たちは、基本的にカメのような戦い方をすることを心がけている。なので、これまでも遠回りをしたとしても、着実に一歩ずつ進み続けることを大事にしてきた。急がば回れともいうだろうか。
続けるということはとても難しい。何かを始めた人が1年後もそれを続けている確率は限りなく低い。いきなり身の丈に合わないことをしようとすれば、うまくいかなくなる確率も当然高くなる。だからこそ、確実に目標に近づきたいなら、急ぎすぎて体力や気力を消耗してはいけない。そして、途中で満足してしまうことも避けなければならない。周りよりも先に結果を残してしまうと、そこで満足して燃え尽きてしまうことも多い。今までたくさんのコミュニティに属してきたが、そういうことで続けるのをやめてしまった人をたくさん見てきた。
自分たちは、すぐに成功しなくてもいいし、大きな成功よりも小さい成功を確実に手に入れていきたいというスタンスでいる。なので、あえて大きすぎるリスクは取らないようにしている。着実に足場を固めて、前に進んでいれば、時間こそかかるかもしれないが、目標にたどり着ける可能性は次第に上がっていく。打数やできることが増えるからだ。
相方と活動を始めてもう4年目になるが、自分たちは続けるために、かなり小刻みに目標を設定しているように思う。夢のような大きな目標もあれば、すぐに手が届きそうな小さな目標もある。大きな目標のために、小さな目標をたくさん積み重ねていくのだ。一つ一つを乗り越えることができれば、モチベーションも続きやすい。そして、その大きな目標を達成する頃には、それはすでに手が届きそうな小さな目標に変わっていて、次の大きな目標ができている。
続けることはとても難しい。だけど続けていれば、チャンスを得られることもある。だからこそ、カメのように戦ってみるというのもありなのではないだろうか。