最近、職場の窓から変な植物が見えることに気がついた。細い木の幹から枝が均等に四方に伸びていて、それがあまりにも均等に分かれているので、自然界のものとしては不自然なのでは?と思うくらいだ。それが窓の向こう側に5〜6本生えている。じっと見ていると、だんだん奇妙な感覚になってくる。四方の枝の先には花の蕾が一つずつ付いているのだが、暖かくなったら開花するのだろうか。写真を撮って同居人に送ったら「ナナフシみたい」と返ってきた。
というのが先週半ばの話。今朝も出勤して窓を覗く。昨日、暖かいを通り越して初夏みたいに暑かったもんな。やっぱり花は咲いていた。しかし開花したとてどことなく奇妙な様子なのは変わらない。均等に分かれた四方の枝に、いきなり花が咲いている。枝一本につき一つずつの花。やっぱ変なの、と思いまた同居人に写真を送る。今度は「なんか地獄に咲いてそう」と返ってきた。ナナフシの次は地獄の花か。どっちの例えもなんか絶妙でちょっと悔しかった。2024/04/01