キウイ、その実態

おぼろき
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私はキウイについて、誤解している部分がありました。

キウイの味についてです。

酸っぱくて、舌がピリッとする、そんな味がキウイだと思っていました。

ところが、先日食べたキウイが少し柔らかく、酸味はなく、甘いものだったのです。

私は慌てました。

購入後冷蔵庫に入れて数日が経っていたので、これは腐りかけなのか?と。

スプーンが刺さったままのキウイ半分を手に持って、検索します。

[キウイ 柔らかくなった]

結果、キウイはこの少し柔らかく甘い状態が食べ頃だという事を知りました。

硬さがあり酸味があり舌がピリピリするのは熟していない証拠なのだと。

つまりは熟してない、まだ食べ頃ではない状態の味をキウイの味だと認識していたのだなと驚愕しました。

考えてみればそれはそう。

果実は種を一番良い状態になるまで他の動物に食べられないよう、酸味を出すものなのです。

種が一番良い状態になると甘みが増し、それを動物が食べ、種を別の場所へ運ぶ。

そんな事にも気づかずに、やっぱこの酸っぱさがキウイだ、なんて熟す前のキウイを食べていた自分が、いかに野生をどこかに置いてきた"人間"かということを自覚しました。

でも甘いキウイを食べて思ったんです。

酸っぱくてちょっと硬いキウイじゃないとキウイ食べてる感がしないしなんか言ってしまえば気持ち悪いなと。

熟してるか熟してないかなんて関係ない。食べたい時に食べる、それが人間なのではないか。

今日は酸っぱいキウイ、いただきます。

@oboroki
生きている間に気づいたことや思ったことを書いていきます