褒められたら喜ぶのは至極真っ当な反応である。
嬉しいと思えたなら誰しも心躍ることだろう。
それは自分も変わらない。
変わらないが、喜ぶとはどうするのが正解なのかがわからない。
深く考えずに感じたまま感謝したりすればいいと言われるであろうことはわかるのだが、その最中に常にこれでは淡白に見えるだろうか、逆に喜びすぎて変に思われているのではないかと不安が付きまとっている。
嬉しくて、ありがとうと言って、そのまま別の話を始めるのは、本当に喜んでいるように見えているのだろうか
嬉しくて嬉しくて、ずっとニコニコしていたら、いつまで喜んでいるのかと気持ち悪がられるのではないか。
その考えがいつも払拭できない。
褒める立場となった時も同様に、褒めた後に他の話を始めたらお世辞で言っているんだと思われやしないか、褒め続けても無理をしているように見えるのではないか
そう思ってしまう。
どちらも程よい加減、程度がわからない。
歳若さで愚行の多かった自分がこの先粗相を起こさぬようするために、指標となる基準や答えが欲しいところである。