関西の実家に帰ってきて、一番嬉しかったことは夕方の報道番組で流れる「兵頭さんの今昔散歩」を見れたこと。関西以外にお住まいの方はなんのこっちゃと思うでしょう。関西のローカル番組で、簡単に説明すると、大体50年ほど昔の写真を頼りに現在の場所を探しながらその地域の魅力を紹介する番組。兵頭さんがええキャラしてはって平和な空気が流れるええ番組なんですわ。
東京に住んで嬉しかったことは、アド街ック天国を身近な地域として楽しめること。夫と「この店明日行ってみよ！」と言った後に左上に出ている「※日曜定休」の文字を見て「明日休みや〜ん」とズッコケるまでがハッピーセット。
こう思うと私は意外とテレビっ子だなぁと思う。年々、集中も切れやすくなり、無限にあるコンテンツを消費することがむずかしくなっている。YouTubeもつい食わず嫌いしてしまう。何かを楽しむにも、心を動かすにも、体力と健全な精神が必要だと痛感する。
ヨワイ30歳程度にしてヨボヨボである。フットワークも重たく、著しくインプット量が少ない。ということで、実家に山となっている積読をぼちぼち崩しはじめた。過去の私はやはりセンスが良い作品を取り揃えている。当たり前だが、私は私を一番「理解」っている…。大の字になって本に埋まるのは久しぶりだ。
このまま死ぬのも悪くないかもしれない
けれどまだ積読と積みゲーがあるので生きる。推し作家さんにも感想も認めたいし…かわいい便箋を買って…と生きる力が湧いてくる。
3500万円分の書籍を私も読んでみたいものである。