ドーピングを止めてほしい日記

洗われるたこ
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公開:2026/6/6

[2026/5/31 (日)]

最も小説の原稿と対峙しなければならないとき。

この1週間ほどは、毎日何らかの通知が来たら即時対応する必要があった。

ザイプロンを飲むと3時間眠れ、その後8時間ほど稼働ができるから、1日に朝を2度作ることができる。

細切れに寝ている3時間の中にいても、実は意識がある。ずっと仕事と将来のことを考えていた。

通りすがりに付けられた点数よりも、自分の書くものを信じなければならない。

[2026/6/1 (月)]

締切。深夜にコンビニの冷製パスタを1つだけ食べて、半分死にながら、連続18時間くらいパソコンとiPadに齧りついてようやく担当分が完了。

たまに「作業が (遅いとアピールしている割に) 速い」と驚かれることもあるが、おれはカフェインと睡眠剤で滅茶苦茶に時間を制御しているだけだから、べつに凄くはないし、誰にもお勧めもしない。破滅が待っているぞ!

[2026/6/2 (火)]

前日までとは違う仕事に移る。様々なタスクについての調整や相談のため、各方面と「コールセンターか?」と思うくらい電話した。スマートフォンが火を噴いている。

デリバリーで中華屋から五目チャーハンと豚肉のやや甘く煮込んだものを注文。アイス屋にソフトクリームも頼んだ。冷たいものを身体に入れると悲しくなってしまいがちだが、ソフトクリームなら話は別だ。できるだけ積極的に食べたほうがいい。

[2026/6/3 (水)]

単価や納期交渉の気の重いことといったら!

しかし、わたくしは霞を食って暮らせる妖精ではない…し、そんなに安い値札を付けられる品質のものを作っているつもりもない (ブログやSNSに関しては「金を貰っているわけではないのでね」というスタンスで好き放題しているが)。

正気を失いながら強気を保つのは、難しいことだ。何より読み手を振り切ってしまったら意味がない。

残される人のために物語を作り、ひたすら少数の助けに、味方になりたいと思っている。

[2026/6/4 (木)]

大して眠れていないのに目が覚めてしまう。

大切な友人の誕生日だったので、便乗して寿司を買って勝手に祝った。おめでとう!

[2026/6/5 (金)]

もうブーツの季節ではないが、マーチンを履いて歩きたかったので、ちょっとだけ足元の開けた涼しい格好をする。散髪へ。

席に座ってカットをしてもらっている最中、急に前後不覚に陥り、長らく指名している美容師の人に「あれ、左利きでしたっけ」と訊いてしまう。

いま、おれが見ているのは、鏡だというにもかかわらず。

「馬鹿すぎ、反転という概念を思い出せ」と呆れられるかと思ったが、彼は「実を言うと、それ、鏡なんです」と笑いながら 自分の鋏と腕時計を順番に示してくれて、優しかった。

よくわからない心配を掛けたかもしれない。

[2026/6/6 (土)]

長距離移動の切符を買った。賽子を振るように暮らしている。

東京の梅雨入りは、もう間もなく。

来週、きっと新作小説についてのお知らせもあるから、期待して注目していてくれると嬉しい。まどろみも退屈も吹き飛ばす一撃の雷を用意した。お楽しみに!

@octopus
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