2025/11/16 (日)
牛丼チェーン店・すき家は 極めて味の良いミルクシェイクを低価格で販売しており、その工程 (普通に専用マシンで絞り出している) から考えるに ソフトクリームを提供できるポテンシャルを秘めているにもかかわらず、なぜか頑なにアイススイーツをリリースしようとしない。
すき家は、ソフトクリームを売ってくれ。
…と行く度に思うのだが、ツーオペで懸命に働いている店員の方々の様子を見ると、「これ以上大変なメニューを増やすのは勘弁して」という気持ちにもなるものだから、難しいものだ。
ちなみに、すき家でワンオペ (当時) をしていた学生時代のおれの先輩は、その後ネズミ講に嵌り、意外に成功し、上り詰め、いまでは奇怪教材販売ビジネスの親玉として君臨しているらしい。
善悪のボーダーラインが、ここにある。
2025/11/17 (月)
昏倒していたら、夜。
2025/11/18 (火)
友人と電話でクリスマス会の約束を取り付ける。プレゼントを交換して一緒にチーズフォンデュを食べる予定だ。ファンシーすぎる。おれがそんなことをしていいのだろうか。
何はともあれ、楽しみに仕事を頑張ろう。
2025/11/19 (水)
宅配のブリトー屋に6,000円 (3食連続) を払う。ブリトー1本に2,000円の値打ちがあるかどうかはわからないが、おれに2,000円を渡されてもブリトーを作ることはできないので、こうするしかなかった。
2025/11/20 (木)
最新-1型のiPadを所有しておきながら、真の最新型のiPad (さすがに安価な再整備品 (バッテリーと外装を新品に交換した正規販売の中古品) にしたが) を追加購入。締切直前に壊れたら仕事ができなくって手詰まりになるので 冗長体制を取っておきたいという考えによるものだ。
周りに聞くと 校正作業は印刷した紙形式で行っている人が多いようだけれど、おれは頻繁に物を汚す / 手書きの文字が汚いことで有名なので、できるだけ提出物はデータでバックアップを取りつつ、PDFの自動補正機能に頼ってやっていこうと思っている。でも本は紙媒体のほうが読みやすいよな。どうしてだろう。反射の問題か?
ついでに予備で買った Apple Pencil (Pro) には おばけの絵文字の刻印を入れてみる。〆て16万円也。
既に確定申告のことを想像して憂鬱になっている。できるのか、会計処理。税理士に任せるべきだろうか。いや、しかし おれは経営学部を出て簿記や何かを専門的に学んだ身である。これくらい、自力で、帳簿を…
…助けてくれ~!
2025/11/21 (金)
角川三賞 (山田風太郎賞・横溝正史ミステリ&ホラー大賞・小説野性時代新人賞) の贈呈式と祝賀会に招待してもらい、日比谷の東京會舘へ。会場がでかい。
厳かな式典で選考委員と受賞者の方々の素晴らしいスピーチを拝聴し、続けて隣の大広間でパーティーが始まる。有名人の結婚式か大学の入学式みたいな感じ。滅茶苦茶な人数がいる。
同行してくれたおれのデビュー版元の編集者と共に、横溝正史ミステリ&ホラー大賞の大賞を受賞された綿原芹さんにご挨拶。既に刊行されている 人魚と美醜を巡る受賞作『うたかたの娘』(KADOKAWA) のロジカルな着地について おれがどれだけ感激したかを直接伝えられて満足した。初対面な上に何の接点もアポもなしに押し掛けた我々に とても丁寧に対応してくださる綿原さん。ありがとう…。
この日、おれは "『うたかたの娘』の作中に登場する謎の魚「へしむれる」を食べてしまい祟られ鱗だらけになって終わった人" のコスプレ (写真が見たい人はおれのBlueskyの投稿を調べてくれ) をして参加していたのだけれど、これに綿原さんがウケて一緒に写真を撮ってくださった…上に、なぜかおれのピンのショットも残しておられた。ご受賞、おめでとうございます!
その後も各社の編集者や作家・書評家の方々とお話をして、札束の雨を降らせる金持ちのように名刺をばら撒きながら撤退。
祝賀会では酒やら料理やらスイーツやら豪華な食事が振る舞われていたが、おれはあまり知らない人たちの前で物を食べることが得意でないので、どうにかウーロン茶と怪しい愛嬌で誤魔化す。でも、寿司とローストビーフとショートケーキが美味しそうだったな。
おれもいつか平気になるときが来るのだろうか。
2025/11/22 (土)
前日のパーティーはめでたく楽しいばかりだったが、社交性の在庫が尽きてダメージを負い、ただ役割もなく参加しただけのくせに半日寝込む。
冷蔵庫が空だったので、夕方になって仕方がなくスーパーに食材を調達しに行った。好物であるパステルのプリンと生の魚を買って帰り、ブログを纏め、これから原稿を進めよう、というところ。