なーんか、自分がどうしようもない人間に思えるときってある。それらしい原因やこれといったわかりやすい理由のせいでなく、おそらく些細な”うまくゆかなさ”の蓄積で、ああ、もう、これだからダメなんだよね私ってほんと、ってなっちゃうときってある。そしてたぶん、今、まさにそんな感じに陥っているのだ、私。寒いからかな。忙しかったからかな。あるいは忙しかったあと気が抜けたようにだらっとしすぎたせいかな(ならば自己責任)。
こんなときは大体、自分が別の人間だったらもっと何もかも上手にやりこなすはずなのに・・・みたいなこと考えては、自分以外の人たちの寛大さや利発さが眩しく思える。あるいは他の誰かの如才のなさやそつのなさを羨んでしまう・・・あーあ、私ときたら、どうしてこうなんだろうなってなる。でもね、仕方ないんだ。私は私。ずっとこんな感じで生きてきた。そう。私は、自分のこの、どうしようもなさ、や、ダメさが、実は根っからきらいなわけじゃない。むしろ、そこがいいよね、と思ってる節もある。それが私なんだもん。調子がいい時は特にね。だから今は、ちょっと調子がわるいだけ。理由も原因も漠然としてるなら、きっと調子もじき戻るはず。今はただ、ちょっと自分を使いこなせてないだけ。そういうときもある。
「”何を持って生まれたか”は、さして重要ではない。”持っているものをどのように使うのか”が、重要だ。性格を変えてもいい。変えなくてもいい。」(アルフレッド・アドラー)