「日常を送れる方はいつも通り日常を楽しむこと(…)あとは募金とかでしょうか…自家用車で支援に行くと道路が混み、緊急車両の邪魔で助かる命も助からなくなるので、今皆がいる場所で精一杯日常を生きるのが大切かもですね…!」(やす子)
元日の夕方以来、心から晴れがましさを感じることができず、鬱々としていた。ネットニュースになっていた記事にあった元自衛官芸人・やす子の言葉。やす子は震災発生時から、災害時に使えそうな寒さ対策を次々とXで更新していた。そんなやす子がXでフォロワーから「震災時に一般人ができることは?」と問われて応じたのが、冒頭に引用したもの。控えめに言って、とてつもなく心に沁み入った。
震災、炎上事故、殺傷事件……新年早々、立て続けに起こる恐ろしい出来事を前に、動揺ばかりしている。ニュースを見ては、無力感に飲み込まれそうになる。でも、一番狂おしいのは、ニュースから目を逸らしたり、自分や自分の身の回りは"無事"であると安心することに、必要以上のうしろめたさを抱いてしまうこと。(意味ない。そんなの、全然意味ない)。必死で自分にそう言い聞かせていたのもあって、「日常を送れる方は今皆がいる場所で精一杯日常を生きるのが大切」というやす子のことばは、とてもあたたかい。
やす子、ますます好きになる。はい〜。