今日は友達と話した。
2年前の冬から、作業するときや散歩の時によく話す友達。お話していると自然と柔らかい気持ちになって、憂鬱な日もいつのまにかニッコリに変わっている、ふんわりした友達。
今日もあったかい気持ちを交換した。
お互いの日常や悩みを全部話し終えて残った気持ちを言葉にすると、
『 魔法はほんの小さなことから。人々が魔法に気づく頃、魔女はもう 次の街へ。』
なにかが大きく変化する時。たとえば、人と人が出会い交錯し、また真剣に向き合おうとする時。当たり前にありすぎてあまりにも掴めない 自分自身 を大きく変えようとする時。
その初動、その核心はあまりにも小さなものだ。日常の些細な気づきや、心の持ち方、意識、勇気、優しさ。この小さな魔法が後に大きな影響を及ぼす。
小さな魔法を心に仕舞い、
魔女はこっそりと微笑んだ。
そして軽やかに、次の街へ。