この間、珍しい苗字の人を探しながら旅するバラエティを見ていて、ふと思い出した。
私が中学生の頃、Z会模試の上位にずっといた、とある珍しい名前の人のことを。
もちろん名前は伏せるけど、Z会模試の結果は半角カナ表記なので、濁点もひと文字ぶんカウント。その人は名前に濁点がすごく多かったから、ズラ〜ッと並んだ名前の中で、文字数が突出していて、目を引いたんですよ。
会ったことも見たこともない、なんなら名前もカナしか知らない、たぶん同い年のZ会同志。
あれから数十年経ったけど、今は何をしているのかなあと漠然と思って、検索してみた。
見つかった!
珍しい名前だから一発ヒット。(でも予想していた漢字表記とは全然違った!)
芸術家になっていたので、インタビュー記事があった。それによると、学生の頃に「このままでいいのか?」と疑問に思って、海外で就職して、その後本当にやりたいことを見つけて、芸術家になった模様。
…Z会模試で好成績を連発していた頃に、そんなモヤモヤを抱えていらしたのか…!
他にも、小学生の時に学習塾で一緒のクラスだった男子が、やりたいことに爆邁進した結果、大成功して業界を盛り上げる時の人になっていたりと、色んな人生がそこにあるんだなあ、と思えて感慨深い。
小学生の同級生とか、文通してた友達(会ったことはない)とか、ゲーセンでゲーム教えてくれたお兄さんとか、今なにしてるんだろ。元気だといいな。
とかいう話をしていたら、オカンがひとこと。
「世界は狭いから、もしかしたらこの先何かで関わることもあるかもしれないよ」
確かにそうかも。可能性はあるよね。
同級生や直接関わってた友らはもちろんのこと、どこかで模試がんばってたあの人のことも、塾の人気者だったあの人のことも、なんとなく好きで、応援しているのです。