仕事行かなくちゃいけないのに、行きたくなくて、眠れなくなるまでn度寝した。
それでもやっぱり行きたくなくて、BLを何冊か読んだ。
『NightS』ヨネダコウ
短編がいくつか。とてもよかった。「リプライ」という話がいちばん萌えた。一緒にいて居心地がいいな、惹かれるな、と思う人に素直に言葉を使う攻めが好きだし、好きだからといって自分のプライドを捨てない受けが好きだ。
『スモークブルーの雨のち晴れ1〜4』浜真田かもめ
全体的に雰囲気がとても好きなBLだった。古い一軒家で、季節を感じながら、つかずはなれずの距離感で、少しずつ寄りかかりあって生きている2人の姿がよかった。
基本的に、つかずはなれず曖昧なBLはあまり読まないんだけど、この2人はなんかすごくこれがしっくりくるし、満たされる感じがした。
これはBLには全然関係ない話なんだけど、金曜日の飲み会で自分がうまく振舞えなかったこととか、恋人のことをそんなに親しくない人に話してしまったこととか、けっこう自分の中で消化しきれていなかった。そんなときにこの作品を読んで、癒されたし、なんかもっと社会とか世間とか周りのことを気にせずに自分や身近な人を大事にするのも別に全然良いんだよなと思った。
恋人との関係は、将来性とか、はっきりと言葉に出して言えるようなものというよりは、もっと『スモークブルー』の2人みたいな感じで、ちゃんと大事にしたい関係だなーと思った。
仕事や飲み会でうまくいかなかった時には話を聞いて慰めてくれる。おいしいご飯を作ってくれて、おいしいねと言い合える。育てているサボテンが徒長しないようにどうしようかと、あーだこーだ話し合える。一緒にアニメを見て盛り上がれる。別に将来のなにかが欲しいわけじゃなくて、こういう日常を一緒に過ごしてくれることがありがたく、うれしい。それを、飲み会のような場で勢いで人に話すと、なんか自分の思っているのとは違う言葉で形容してしまうことになってしまって、後悔している。
つかれたなー。『スモークブルー』に出てくる家でいたい、出勤したくない、人に会いたくない。