お昼過ぎの電車の中で

ohuton
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公開:2024/6/9

・ライブに行くために電車に乗っている。今日行くバンドの曲ではなくTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを聴いている。カッコイイ。最近もっぱら『ブラック・タンバリン』ばっかり聴いていたが今日は他の曲をいろいろ聴くことにしている。聴きながら昨日から今日にかけての日記を書く。

・昨日の仕事はとにかく眠く、あくびをして鼻水を啜りながらキーボードを打った。帰りたい……と思いながらも単純作業をこなしたり、最近ずっと引っかかっていたことを解消したりした。なんとか定時までは仕事した。行かないよりは行ってよかったと思える。来週は間違いなく残業だし、重い処理も残っているので、月曜は早い時間に出勤したほうがいい。朝8時には着いておきたいところだ。なんとか頑張って早く寝てほしい、日曜の私よ。

・仕事を定時で上がって皮膚科に行った。液体窒素で指を焼く処置を去年の秋から何回も繰り返している。一向に治らないな。綺麗になったと思ったら、また出てくる。液体窒素で指を焼くのは非常に痛い。そのあと水膨れになって、赤黒い色になって、そこがかさぶたになって綺麗に剥がれて、新しいつるんとした皮膚になる。それがまた点々とウイルスによごされていって、その繰り返し。今は指2本だから耐えられるけど、他のところにも転移して処置する箇所がさらに増えたら、さすがに痛すぎるかも……。困るかも……。

・金曜18:30の皮膚科はそれなりに混んでいる。待ち時間で安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録 下』を読んだ。身体とか顔のパーツとか髪の線とかが綺麗で、見ているだけでうっとりした気持ちになる。やっぱり高級娼婦のナナは魅力的だ。うなじ、まつ毛、眉毛の柔らかなアーチは美しくて柔和。でも瞳には意志の強さと貪欲さがありありとあらわれていて、決してぶれない。まさしくfemme fatale。ナナが本当に欲しいものってなんだったのだろう。優越感?自分の価値の証明?人に貢がせたら勝ちのゲームをしているだけ?貪欲ですべてが手に入らないと気が済まないだけ?

メゾン・クローズのなかの人間模様とコレットの自己分析も興味深かった。本編を読む前に安野モヨコさんのインタビュー記事を読んでいたので、やはり現代で起こっている現象を漫画の状況と重ねながら本編も読んだ。

・昨晩のご飯は恋人作キーマカレーだった。安定においしい。デザートには私が買ってきたローソンのもちもちのショコラロールケーキを食べた。食感が好きだ。

・思う存分夜更かしして、雷獣の動画をいくつか見ているうちに、寝ていた。私は勉強をあんまり頑張ってこなかった人生だけど、雷獣の人らが人生グラフを書いて、学歴とともに人生の軌跡を振り返っているのを見るのは面白い。全然私とは交差していない別世界の人たちの生き様を眺めるのはリアリティがなくて楽しい。自分の中学高校時代とかも思い出して、恋人に写真を見せながらポツポツ話したりもした。

・今朝は10時ごろ起きて、昨日の残りのもちもちロールケーキを1つつまんだ。2週間ぶりくらいに化粧をした顔で、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTを電車の稼働音に勝る音量で聴いて耳を悪くしそうになりながら、電車に揺られている。