インターネット通知表

oishiioniku
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これは Fediverse Advent Calendar 2024 の7日目の記事です。

12月に突入したが、年の瀬という実感はない。ただ、人生で初めて土日休みの仕事に転職したため、学生ぶりに年末年始の連休を取得することは目下で一番の楽しみかもしれない。言うまでもなく特に予定はない。

せっかくなのでFediverseにまつわる内容を書きたいと思うが、正直なところ、SNS全般に張り付く時間が少なくなった。以前に比べて仕事へのストレスが格段に減ったこととか、休日は遊んでいるとか、夢中になれる作品に長らく出会えていないこととか、そんなところだ。なんといっても最後の理由が一番大きい。オタクが今ほどポピュラーな存在でなく揶揄された時代に思春期をすごし、しかも二次創作をするタイプのオタクということもあって、歴代のオフライン関係にははっきりと明言してこなかった。SNSを始めたきっかけ、そして今もだらだらと続けている理由は基本的にオフラインでは話せないこと、つまりその時に自分の中で熱量のある作品について話したいからだ。しかしまあ、悲しいことに今年もジャンル不定無職で終わりそうだ。しいていえばバーチャルおばあちゃんの動画だけはずっと観ている。五月雨空也を探しています。

代表的SNSのひとつである、Twitterはよくも悪くも刺激にあふれている。退屈はさせられないが、海水浴に行くとへとへとになるのと同じように、タイムラインをスワイプすればするほど神経を消耗する。1年半前くらいになるか、当時の職場に対して慢性的な不満を抱えていて就業中とにかくずっとイライラしているのに、休憩や帰宅後にインターネットを見てさらに腹を立てるというめちゃくちゃな自傷をしていた。納得いかないことにキレるのがもともと得意なので(どういうこと?)、辞めたくても本当に辞められなかった。不健康すぎる。しかしまあ、Xとかいう名称に変更されたことでいいかげんに嫌気がさして、ある日すっぱりとROM専になることにした。たぶん、あの時の自分はすべての話題に対して当事者の気持ちになっていて、自己発信というステージを降りただけでだいぶ気楽になれたわけだ。

そんな感じのここ数年をやってきて、今はMastodon(Fedibird鯖)とこの日記くらいが自分の近況をしるす主な場所になっている。前者は、気が向いた時にてきとうに喋ってトゥートに対してリアクションを送ってまた消えるような軽いスタンスでやっているが、ちょうどいい距離感でやれていると思う。フォロー数も多くない(てか今さら観測範囲の広げ方って思い出せなくないですか?)のでトレンドには乗れていないが、自分の触れたころよりもインターネットがずっと世界にとって身近なものになってしまった今となってはそこまで重要でもない気がしている。またそのうちなにかしらの作品にハマったらこのゆるいスタンスも変わるのかもしれないなとは思うけど、それでもMastodon内ではしゃぐだろうなと思う。

総括みたいな気持ちで、今年リリースされた中で1番好きだと思った曲でも貼ろうかな。

1.誰かの言う事なんて

2.何でも真に受けないで

3.歌詞真面目に読まないで

もう我慢した分の情熱が 五月蝿過ぎてMamaに怒られちゃうよ

A.B.C-Zの『WAI WAI STAY』という曲。サブスクでも配信されているからか、なぜか公式がYouTubeに載せてくれている。メロディも大変おしゃれだが、やっぱり歌詞が好きだ。引用の内容は自己肯定的なことを歌ってくれていて、それこそSNSに疲弊した自分にとってはストレートに刺さってしまった。それでいて、歌詞を真面目に読まないでくれと照れ隠しのようなチャーミングさがあるのもかわいくてリピートしまくっている。

コンビニへ行くけど何が欲しいの君は?