7月になった途端、17:15の就業のチャイムと共にパソコンの電源を落とせるようになって、西陽すら傾かない、明るいだけの時間に帰れるようになった。単に、やっと慣れてきたのだとおもう。
本を読む時間が出来たし、不調のあった身体も歯車を上手くまた回せるようになった。職場の人とのご飯会も3回立て続けに開催された。
土曜日は同期とバーベキューという、やったこともなかった陽イベントがあったが、かなり楽しめてしまった。
お酒を飲んでいる人と話しているとなんだかわたしもテンションを上げられるみたいだ。「この3ヶ月、本当にしんどくて、かなり病んだ!正直言って希死念慮に殺されかけていた!鬱かその手前のところには達していたと思う、今は大丈夫になれたけど!」と同期に笑いながら話せてしまえた。労られ労った。
現在進行形で縋るように人に話していた「しんどい」を、やっと過去形にできた。気持ちが良かった。お肉が美味しく食べられた。アイスも美味しかった。花火が綺麗だった。わたしは線香花火のセンスがかなりあった。
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少し遡って金曜の夜は春先の役所バイトでお世話になった先輩職員からお誘いを受けて食事をした。
「3日続いたら3週間続くし、そしたら30日続く、3ヶ月続いたから、3年続けられるし、30年も続けられるよ」
すごく希望的だった。
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少し前、「これになりたい」と思える人にTwitterで出会った。日当たりのいい部屋に、異性のパートナーと暮らしていて、その生活や会話の豊かさを話す。そのひともおそらく鬱かなにかを患って、今はそれを過去形にできたひとのようだ。
そのひとが「自分の可哀想さを認める」「そしてそれをやめる」という旨のツイートをしていたの見て、思い切ってDMをした。現状は嫌というほどわかっていても、わたしには「自愛」があまりにも難しくて、鬱を終わらせられない。それをどうにかしたかった。
わたしが読んだ本には書かれていなかった言葉がたくさん返ってきた。
それでよかったんだ と思えることがたくさんあって、気が楽になった。
この一年ほど、病む前のわたしを好きになってくれたはずだったけど、病んでいるわたしの話をずっと聞いてくれたあなた方に、申し訳なさみたいなもので会いたくなかった最近でした。今は会いたいです。多分まだ、また落ちますが、鬱を終わらせられる気がしてきました。またたくさん会ってください。