帰りに寄りたくなる味

okunokentaro
·

風雲児のつけ麺である。

今日は帰りが遅くなってしまったので、もうどこかで食べて帰りたい。そんなとき、帰り道に東京駅があるのは得だ。わざわざ八重洲に寄ってしまう。ヤエチカの東京ラーメン横丁にある風雲児が目当てだ。

太すぎないストレート中太麺は、まずスープにくぐらせずにすする。適度にもっちりとしたその弾力と小麦の香りをまずはしっかりと楽しむ。

スープはつけ麺らしい魚粉系でスープ表面にもトッピングもされているが、魚粉系にありがちな酸味はあれど、しっかりとした鶏ガラの鶏白湯がベースとなっており、こってりとした味わい。ドロっとした粘度は天下一品を彷彿とさせる。

チャーシューは1cm以上の極厚だが、ホロホロと崩れる柔らかさで脂身はトロットロ。これまた厚めのメンマと共に麺と交互にいただくと、食感に彩りが出る。

GABANの粗挽きブラックペッパーが卓に置かれているのは点数が高い。麺にたくさん振りかけて、ペッパーのジャンクさや変化を楽しむ。鶏白湯魚介スープはすべて受け止めてくれる。

最後はスープ割りだ。自分で注ぐ店舗の場合、私はシャバシャバにせずドロっと感が残るように濃いめに割るのが好きだ。残りの麺を全て移し一気にすする。うまい。

つじ田、風雲児、舎鈴。これが私のつけ麺三強である。

@okunokentaro
京都生まれで東京在住。様々なWebアプリケーションを開発し続けて10年。すきなものをすきと言っていたい。